ハータ、オワード、ビーケイが挑む新記録






先週のテキサスでインディカー初優勝したパト・オワード。その3日後に22歳の誕生日を迎えています。そのオワードにはこの第105回インディ500での新記録がかかっています。



オワードはインディ500で69年間破られていない最年少優勝者記録を破る可能性がある3人のうちの一人です。



1952年インディ500ではトロイ・ラットマンが22歳と80日の史上最年少記録で優勝。この最年少優勝記録はインディ500の記録で最も古いものの一つになっています。



そのほかの古い記録は1936年に優勝したルイ・メイヤーの最も後方からスタートからの優勝を記録した28番グリッド。そして、1913年に優勝したジュール・グーの最も2位を引き離して優勝した13分8秒4差となっています。おそらくこの二つの記録は今後も破られることは無いだろうと見られています。



ちなみにルイ・メイヤーは優勝後に初めてビクトリーレーンでミルクを飲んだ人物。ジュール・グーはレース中のピットストップでシャンパンを煽っていた人物として有名です。



第105回インディアナポリス500スタート時点で、コルトン・ハータは21歳61日、リナス・ビーケイは20歳261日で、この二人には来年の第106回インディ500でも記録更新の可能性が残されています。



ハータはデビューイヤーの2019年は33位フィニッシュで昨年は8位フィニッシュ。しかしハータはすでに2019年のサーキットオブジアメリカズで優勝し、18歳11か月25日のインディカーシリーズの最年少優勝記録を樹立しています。



ビーケイは昨年にルーキーとして参戦したインディ500ではシボレー勢では唯一予選TOP9に食い込んで4番グリッドを獲得。決勝レースでは20位に終わっています。



そしてオワードはカーリンから参戦した2019年は予選に通りませんでしたが、アローマクラーレンSPから参戦した去年のインディ500では5位フィニッシュしてルーキーオブザイヤーを獲得しています。



レイホールレターマンラニガンレーシングからスポット参戦するサンティーノ・フェルッチは22歳ながらもインディ500翌日に23歳の誕生日を迎えるので資格を失います。





一方で、最年長優勝記録はアル・アンサーSr.の47歳360日。これに最も近いところにいるのは46歳のエリオ・カストロネベスとトニー・カナーン。しかし、最年長記録が破られる可能性は2023年以降となります。

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