謎だったレース2での琢磨選手の作戦
佐藤琢磨選手はレース2では予選を失敗して22番グリッドからのスタート。1回目のフルコースイエローでステイアウトしたのは当然のチョイス。皆と一緒の作戦では大きなジャンプアップは望み薄でした。
ラップリーダーとなった琢磨選手は32周を走って33周目に1回目のピットストップ。
このピットイン間際には30周を超えるロングスティントだったにも関わらず、ピットイン前6周に渡って1分9秒台を連発して自己ベストも更新。タイヤはソフトからソフトへ。ウイングをハーフターン立てました。
自己ベスト更新で9秒台連発にも関わらずにウイングアジャストをするということはソフトタイヤでの好調さを示すものでした。
この時点でディクソンは琢磨選手の後ろで、ともに残り1ストップでした。
しかし、琢磨選手はグラハムに引っかかって、好調なはずだったソフトタイヤをたった15周でハードタイヤに交換。
ディクソンは琢磨選手がピットインした直後にグラハムをパスして引き離していきました。
そしてディクソンはソフトタイヤで25周を走って59周目にラストピット。チルトンの前の12位でピットアウト。最後はハードタイヤで追い上げて10位フィニッシュしています。
今回はレース1とレース2の間には14分間(赤旗連発で実質5分)予選セッションしかなく、ドライタイヤでのチェック走行は一切できませんでした。
ハードタイヤで非常に苦労したとコメントしていた琢磨選手はそのハードタイヤで最後は27周も走る羽目になるという状況でした。
ソフトタイヤでのロングランでのペースが非常に良かったのですから。2スティント目をもっと引っ張っておけば、もう少し上のポジションで戻れたはずだと思いました。
詳細は後日琢磨選手本人に聞いてみたいところです。
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