琢磨選手、ラップバックへの軌跡を徹底追跡!!
スタートは5列目ミドル。
マルコ、ハータ、エリオをパスして、12周目には11番手までアップ。
そのまま最初のスティントを誰よりも走って37周目にはラップリーダーに。
38周目に1回目のピットストップ。
しかし、ピットで時間がかかり、大きく後退して19位でピットアウト。
右リアのホイールナットの締め付けが十分ではなく、ペースが上がらずにグラハム、フェルッチ、ハンターレイに立て続けに抜かれて24位へ後退。
「リアの状況がおかしい」と無線で伝えて、41周目に2回目のピットインでタイヤのつけ直し。
これで1周遅れに。
そのまま周回遅れで走行して、64周目にはラップリーダーのパジェノーが琢磨の4秒背後に迫る。
計時上は1周遅れだが、ほぼ2周遅れの状態。
すぐ背後に迫っていたパジェノーが65周目にピットイン。
ここでてっきり1周遅れの表示だった琢磨はラップバックできていたものと思っていました。
実際はパジェノーは琢磨の前でブレンド。琢磨はラップバックできずに1周遅れのままに。
ラップリーダーだったディクソン以下ほぼ全員がピットインしたところで、73周目にカイザーがクラッシュしてイエローに。
琢磨ステイアウトしていたものの、前述の通りパジェノーに押さえられてラップバックできず。
パジェノーの背後にいた琢磨選手はこのイエロー中の76周目にルーティンピット。
1周遅れのまま26位でピットアウト。
113周の時点で暫定リーダーだったローゼンクビストがアンダーグリーンでルーティンピットインした時点で21番手でラップバックするも、114周目にアンダーグリーンでルーティンピットインして1周遅れの25位。
138周目にエリクソンがピットでスピンしてイエローに。このイエローはちょうど各車のピットタイミングと重なって、リードラップの全車が結果的にピットインしたことにより、ステイアウトした琢磨選手はラップバック。
琢磨選手の2台後ろにパジェノーがいるので、このままペースカーを抜いて(ウェーブアラウンド)、リードラップの隊列の最後尾まで追い上げてからピットイン。
リードラップの18位でリスタート。
さらに幸運は続き、ピットタイミングが一番遅い琢磨選手はこのスティントも一番引っ張って、177周目にはラップリーダーに。
178周目にラストピットでピットレーンに飛び込んだ瞬間にターン3でマルチカークラッシュが発生してイエローに。これで、琢磨選手の背後にいた殆どのクルマがスローダウンを余儀なくされて、琢磨選手は7番手でコースに復帰。そのままレッドフラッグ。
コーションラップ再開後にピットに入り損ねていたピゴットがピットイン。ブレンドで琢磨選手の前に出たデイリーが琢磨選手の後ろに下げられて、5番手で188周にリスタート。
フレッシュタイヤフルリッチの琢磨選手は、その周のターン3でカーペンターを豪快にアウトサイドパスして4番手へ。
残り10周のバックストレッチで、ニューガーデンをあっさりパスして3番手へ。
192周目で前の2台を追いかけるところでピットに対して無線で「Leave Me Alone!!」。
放送でもその無線音声が聞こえます。
最終的には3位フィニッシュしました。
“Leave me alone!”は琢磨さんにしては意外な気がしましたが、興奮状態だとそんな感じなんですかね。
2015年に3周遅れからラップバックしているので、信じて応援してましたが、インディカーらしい見事な追い上げ劇でした!
琢磨選手の前が全車アンダーグリーンでピットインしたにもかかわらずラップバックできなかったので
瞬間的に事実上の2周遅れだったと解釈しました。
ピットストップデルタタイムが40秒なので、アンダーグリーンのピットで81秒をかかります。
1周遅れであればリーダーとのGAPは最大80秒になるのでラップバックできると思ったからです。
基準は止まった場所がピットロードか否かではなく、
危険であるかどうかです。
全部ではないですが、なんとなく↑↑↑の流れを掴めていたのと、わからなかったところもこれでわかって嬉しいです
ツイッターではイエロー中のウェーブアラウンドのことと勘違いしていたのでしょう。
通常はアンダーグリーンでピットインすれば1周遅れのロスになるので
琢磨選手は1周取り戻すはずでしたが、パジェノーはインラップアウトラップを相当頑張ったのだと思います。
そういえば、いつぞや松浦プロが衝突されて激しく怒って、暴言らしき言葉を口にして罰金が課されましたけど、未だに理解できないんです。
どうして松浦さんだけ!?
あれはカメラに面と向かって堂々と言っちゃったから?
ちなみに武藤選手は「SHUT UP!!」と叫んでいました。
インディカーのチーム無線はライブ(エンコードでコードのディレーはある)なのでピーは入りません。
松浦プロの罰金は生放送のピットインタビューで言ってはいけない言葉を口にしたからです。
今回もコーション発生時に琢磨がパジェノーの後ろにいることはそこで判断可能でした
まぁ色んな仕事をしながらなので全てを把握するのは大変だとは思いますが…
トラックマップはすごく役立ちますね。
ただコーションが発生した後はカーナンバーが重なってしまうのでなかなか判別できませんね。
今回のコーション発生時には事故状況の詳細とリプレイ解説が優先されるので
コーション発生直後直ちに琢磨選手のポジションを確認する必要はないと考えます。
状況は把握していますが、中継映像の関係でコメントする順番が前後する場合があります。
社長がカラムにブチ切れたと時との違いは、社長はドライバー同士の注意を「飽くまでたまたま撮られていた」というのに対し、松浦さんは「意図的にカメラに発信した」という事ですね。武藤さんのシャラップは知りませんでしたが、いつぞや解説で「あんな言い方ねーだろ!・・・とレース後に怒られた」と仰ってのは恐らくその事でしょうかね。
すみません。補足です。私が言いたかった「ピー」は、翌レースとかで編集された前ハイライトとかの話です。