How Far? How Fast? (今回のオープニング)




今回のNBCのオープニングテーマは「How Far? How Fast?」でした。



第103回インディアナポリス500マイルレースが開催された2019年5月26日のちょうど50年前は奇しくもアポロ10号が地球に帰還した日でした。



アポロ10号は初めて有人月面着陸を実行するアポロ11号の2か月前に計画され、月着陸以外の全てのリハーサルを完璧に行うことがミッションでした。





そのアポロ10号の船長を務めたトーマス・スタッフォードさんがオープニングのナレーションを担当しました。



50年前の当時は冷戦まっただ中で、アメリカとソビエトは初の人類月面着陸を目指して宇宙開発でも激しく競っていました。





そんな中でガガーリン大佐を乗せたボストーク1号に有人宇宙飛行で先を越されたアメリカは大いに焦り、1961年5月25日にJFケネディ大統領は「60年代に必ずアメリカは月に人類を送り込んで見せる。エベレストを目指したジョージ・マロリーが言ったように、そこに月があるから我々は目指すのだ」と演説でぶち上げたのでした。





そのアポロ10号は月から地球に戻る時に24,791mphの速度に達し、これは人類が達した最高速度としてギネスブックにも掲載されています。ちなみにその速度は秒速7マイルで、インディアナポリスモータースピードウェイを0.3秒で1周する速さです。



スタッフォードさんは宇宙飛行士もインディカードライバーも死と隣り合わせの極限の状況で仕事を行うRight Stuff(選ばれし者)だと語っています。



演説当時はNASAはまだマーキュリーでの15分ちょっとの弾道飛行しか有人宇宙飛行の実績が無く、「月面着陸を成功させるには、まだこの世に確立されてもいない技術や発明されていない素材が必要」と言われましたが、結局は演説からたった8年で月面着陸は達成されました。



たぶん、アポロ計画に関しては
小倉さんにお話ししてもらったらいくら雨が降っても足りなくなると思われます。



この手のVは事前の進行表にも内容が書かれていないので、生放送ぶっつけで見て初めて内容がわかるので、コメンタリーにその内容をトークバックで伝えるのはすごく苦労します。アポロ計画をな当時生で見ていたのはコメンタリー3人の中で松田さんだけです。

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