レース1の2度目のピットストップで、65周目のフルコースイエローであえて入らなかったウィル・パワー。
いろいろ分析してみると、やはりあそこでピットインするのは得策ではありませんでした。
ディクソンがピットインした直後にセルビアが止まってフルコースイエローになってしまいましたが、ディクソンに代わってトップに出たパワーはおそらくスローダウンを余儀なくされて、すぐにペースカーにつかまってしまったのでしょう。
このイエローではパワーの後ろでは4台しかピットインしていなくて、この時点で3位にいてピットインしたブルデーは8位フィニッシュに終わっています。
よって、パワーとしてはこのイエローでピットインしていたら、10位へのポジションダウンは必至でした。
であれば、リスタート後もリーダーのままで走って前がクリアな中で後続とのギャップを広げてからピットインすれば、10位まで落ちずにピットアウトできると考えたのでしょう。
結局はその後はリスタートの4周後にフルコースイエローが出てしまったので、あきらめてピットインしましたが、11位でコースに戻っています。