みなさま、書き込みありがとうございます。もうしばらく募集しますが、まずは私が選んだ名シーンから。
第4戦のアラバマグランプリのラスト20周。
ジョセフ・ニューガーデンがキャリア初優勝を上げるレースでしたが、私の記憶に残っているのはニューガーデンよりも2位フィニッシュしたグラハム・レイホールの追い上げです。
このレースでは序盤に約10周を間においてのフルコースイエローが2回出て、2回目のイエローでステイアウトするチームがあったので、各車の作戦が大きく分かれました。レース中盤に各車の作戦を追いかけるのが非常に大変だったのを覚えています。
90周のレースでフューエルウインドウは最大24周。つまり66周目以降をラストピットにすればそのままノーピットでフィニッシュできます。
序盤の2回のイエローで両方ともピットインしたニューガーデンはピットタイミングが早くなり、3回目のピットインが64周目。燃費走行をしなければ2周足りません。タイヤは新品レッド(ソフト)。
対するレイホールは2回目のイエローはステイアウトしてひっぱってラップリーダーとなり、70周目にラストピット。ここで残り20周。タイヤは新品レッド(ソフト)。
このサイクルスルーでニューガーデンはラップリーダーに戻り、レイホールは6位でピットアウト。この時点でレイホールは21秒のビハインド。
21秒差で前に5台もいる状況。
実況の村田さんは”これでニューガーデンの初優勝は確定的”と盛り上げたかったようですが、私は「まだまだ楽観視できない、フレッシュタイヤでフルリッチで行けるレイホールに要注意」とトークバックでくぎを刺しました。
その時点での私の予想では、レイホールはラスト3周くらいで2位に浮上し、ファイナルラップでニューガーデンとテールツーノーズになるかなと、という感じ。ただ、レイホールはP2Pを使い果たしていました。
結果はレイホールがディクソンにてこずってファイナルラップでようやく2位に浮上。
結果的には2.2秒差でニューガーデンが逃げ切って待望の初優勝。私にはニューガーデンの初優勝よりもレイホールの2位表彰台の方が印象的でした。
もし録画がまだ残っている方は、ラスト22周(68周目)くらいから見てみてください。レイホールがバンバン自己ベストを更新して追い詰める様は2015シーズンで最も緊張感があったシーンだと思います。
うーん、1月の二陸技行ってみるか・・・。