優勝賞金100万ドルの特別レースを来年3月に開催






インディカーは来年の3月24日にカリフォルニア州パームスプリングス郊外にある高級会員制サーキットのザ・サーマルクラブで優勝賞金100万ドルの特別レース、”1ミリオンチャレンジ”を開催することを発表しました。

このレースは日曜日に決勝レースを行い、金曜日と土曜日の合同テストに続いて予選が行われる予定になっています。

ザ・サーマルクラブは2012年にオープンしたスポーツカー愛好者などを対象にした会員制サーキットで、敷地面積470エーカー(東京ドーム約80個分)の広大な敷地の中に、高級ゴルフクラブのような豪華な施設を整え、国際レース規模のイベントに対応できる設備が整っています。https://www.thermal.cc/
このサーマルクラブでは今シーズンの開幕前の2月2日と3日の2日間で合同テストが実施されてました。サーマルクラブにはサウス・パーム、ノース・パームとデザート・パームの合計3つのレーストラックがあり、合同テストではノース・パームとサウス・パームの2つのコースを繋げた、17ターンからなる全長2.9マイル(4.7km)のコースが使用されました。







この特別レースはシリーズポイントは付与されないノーポイントレースで、賞金総額は数100万ドルになる見込みです。イベントはザ・サーマルクラブの会員メンバーとインディカーの参加チームを組み合わせる抽選会から始まり、予選セッションと2つのヒートレースによる勝ち抜き戦が行われます。

各ヒートレースの上位6人が決勝レースとなる”オールスター・ショーケース”に進出し、決勝レースの優勝者と組み合わされた会員メンバーには優勝賞金100万ドルが贈れられ、その他TOP5のチームの会員メンバーにも賞金が分配されることになっています。イベントにはチャリティプログラムも実施され詳細は後日発表されることになっています。

世界最高クラスのプライベートサーキットであるザ・サーマルクラブはおよそ2600万ドルを投じて建設され、2012年5月13日に最初のコースであるサウス・パームコースが完成。レーストラックの他にクラブハウスやレストラン、チューニングショップなども施設内に建設され、2017年にドイツで開催された世界モータースポーツ博覧会で “Professional Motorsport Facility of the Year”を受賞。現在は2023年のFIAグレード2認可へ向けてランオフエリアの拡張や3重ガードレールの敷設、テクプロバリア―の設置などの設備改良を行っています。さらに将来的にはロードとオーバルに使用できる全長2.5マイルのレーストラックの建設が計画されています。




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