インディカー初走行となる”ザ・サーマル・クラブ






来シーズン最初のオープンテストはカリフォルニア州パームスプリングス郊外にある高級会員制サーキットのザ・サーマルクラブで2月2日と3日に実施されることが今週火曜日に発表されました。



この世界最高クラスのプライベートサーキットはおよそ2600万ドルを投じて建設され、2012年5月13日に最初のコースであるサウス・パームコースが完成しています。



オーナーの息子でマネージング・ディレクターのジョン・ロジャースは2010年に、インディカーやスポーツカーも走行可能なレーストラックを目標に建設工事にとりかかるに当たって、ロジャー・ペンスキーに相談を持ち掛け、設計図を送付。コースレイアウトにとどまらず付帯設備に関するアドバイスを受けて、それらの変更箇所を反映させたうえで建設工事を開始させました。



インディカーのオープンテストの実施にあっては、ロジャースが今年の4月にロングビーチGP会場に赴き、インディカーを所有するペンスキーエンターテイメントのCEOであるマーク・マイルズとインディカー社長であるジェイ・フライにあって以来、急速に具体化したと言います。



ザ・サーマルクラブには最初に開業したサウス・パームの他、ノース・パームとデザート・パームの合計3つのレーストラックがあり、インディカーのオープンテストではノース・パームとサウス・パームを繋げた、17ターンからなる全長2.9マイル(4.7km)のコースが使用されます。



レーストラックの他にクラブハウスやレストラン、チューニングショップなども施設内に建設され、2017年にドイツで開催された世界モータースポーツ博覧会で “Professional Motorsport Facility of the Year”を受賞。現在は2023年のFIAグレード2認可へ向けてランオフエリアの拡張や3重ガードレールの敷設、テクプロバリア―の設置などの設備改良を行っています。さらに将来的にはロードとオーバルに使用できる全長2.5マイルのレーストラックの建設が計画されています。



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