第106回インディアナポリス500 予選2日目 ディクソンがスピードレコードでポール!佐藤琢磨は悔しい10番手






【第106回インディ500 予選2日目】晴れ 気温19度~18度 路面41度~38度



【予選2日目TOP12予選リザルト】http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6036/2022-05-22/indycar-results-quals-poleday-top12.pdf





【予選2日目TOP6予選リザルト】http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6037/2022-05-22/indycar-results-quals-poleday-fast6.pdf



【予選2日目ルール】予選1日目のTOP12台がリバース順で1台づつ1回のアテンプト。TOP6が予選FAST6に進出以下はグリッド決定。TOP6台はリバースで1台ずつ1回のアテンプトを行いポールポジション以下6番グリッドまでを決定。



【ディクソンが最速記録でポールポジション】スコット・ディクソンがインディ500では2年連続5回目のポールポジションを獲得。2年連続ポールは2013年14年のエド・カーペンタ―以来。連続4周の平均速度は234.046 mph=376.58kmhで史上最速のインディ500のポールスピードとなりました。これまでの最速は1996年予選ポールデーにスコット・ブレイトンが記録した 233.718mphでした。予選の4周平均速度の最高速度は同じく1996年にアーリー・ライエンダイクが記録した236.986mph。しかしこれは予選2日目に記録された速度だったためにルール上、ポールポジションにはなりませんでした。インディ500での5回のポールポジション獲得は6回のリック・メアーズに続く記録となります。ディクソンはポールアワードとして賞金10万ドルを獲得しています。



【史上最速のスターティンググリッド】今回の予選通過33台の平均速度は231.923mphで去年の230.294mphを抜いて史上最速のフィールドとなりました。



ガナッシが予選1-2】2番グリッドにはアレックス・パロウが並んでチップガナッシ勢の予選1-2。チップガナッシの予選1-2は2008年以来。その時はディクソンがポールポジションでダン・ウェルドンが予選2位でした。ディクソンはポールトゥウィンしています。



【シボレー最速ビーケイは3位】予選1日目に233.655mphでファステストだったエドカーペンターレーシングのリナス・ビーケイ。1999年のアーリー・ライエンダイク以来のオランダ人ポールシッター誕生として期待されましたが、233.385mphでフロントローアウトサイドの3番グリッドを獲得。シボレー勢では最速となりました。



【佐藤琢磨選手は悔しい!予選10番手】予選1日目ではTOP12に何とか生き残った佐藤琢磨選手でしたが、気温が28度近くあった予選初日から一気に気温は18度まで低下。これで空気密度が一気に上がってしまい、ドラッグ低減のためにウイングアングルを極限まで減らせて予選前のプラクティスで予選シミュレーションを実施。1回目のシミュレーションでは4周目に時速240マイルオーバーでドリフトし、危うくウォールの餌食になる所でした。最終的にはこのプラクティスセッションで233.441mphで4番手に食い込むも、ベスト4周平均では12位最下位という状況。TOP12予選では1番最初のアテンプトとなりましたが、231.670mphで4列目インサイドの10番グリッドからのスタートとなりました。







【佐藤琢磨選手の予選後のコメント】正直な、悔しいというよりも、あまりの速度差にショックを受けました。土曜日はコンディションが急変したので結果的にはしょうがないです。今日はレースカーをコンディションに合わせ込めて、能力を引き出せると思いました。予選の1周目はもう少し行けたかなと思いましたが、ミスはなく4周の速度はうまくまとめられたと思いました。一番最初の出走だったのでコンディション的には少し不利だと思っていましたが、すぐ後に走ったディクソンがものすごく速かったのでショックでした。この後は決勝用セットに専念しますが、天候状況が変わるらしいので、コンディションに振り回されない様にしつつ、しっかりとトラフィックの中での動きを確認していきたいと思います。



【5月23日(月)の予定】13:00-15:00 プラクティス

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