予選セグメント2で琢磨選手がハードタイヤをチョイスした理由
予選直前のプラクティス3ではトップタイムをマークして、予選での好成績を多いに期待された佐藤琢磨選手でしたが、結局、予選はセグメント2での敗退で予選7位となりました。
通常はソフトタイヤで予選ランを行うのがセオリーですが、琢磨選手はハードタイヤを選択する作戦でした。
これに関して琢磨選手によると「予選前までハードタイヤのタイム落ちが少なく、ソフトと同等のパフォーマンスを発揮していたので、予選ラウンド2では2位の時点でハードタイヤを選択。しかし、雨脚が弱まらずにウェット状態のままだったのでハードタイヤが想定したグリップを最後まで発揮できなかった」とのことです。
少し調子の良かったハードタイヤのデータに引っ張られてしまった部分もあったとコメントしています。
例年、トロントではソフトタイヤのパフォーマンスはロングランに耐えられず、早めにハードタイヤに切り替えて2スティントはハードタイヤを使用するのがセオリーになっています。
再舗装はコースの一部なのでレッドタイヤのパフォーマンスにあまり違いはなさそうです。