7月2日、インディカーはヒューストンのレース1で優勝したCウェルタス(デイルコインレーシング)のレースカーに車両規定違反があったと発表しました。
違反内容はルール14.6.4.18 (リアウイングの高さにに関する規定)とルール 14.7.2 (燃料タンク容量)に関するものとされ、それぞれの違反に対して5000ドル、合計10000ドルの罰金がデイルコインレーシングに課せられます。なお、この違反内容はレース結果に影響を及ぼさないものとして、レース順位に変更はないとしています。
ルール14.6.4.18.(リアウイングの高さに関する規定)
リアウイングのメインプレーン(主翼)の後縁部分の高さはシャシーの基準面より28.060インチ(約71.3cm)プラスマイナス0.050インチ(1.27mm)以内。
ルール14.7.2.(燃料タンク容量)
フューエルセルの最大容量は18.500USガロン(約70リットル)まで
リアウイングの後縁部分の高さは高すぎても低すぎても違反ですが、有利にも不利にも働きます。去年のテキサス戦ではHカストロネベスのレースカーに明らかに空力的に不利に働く規定違反がありましたが、35000ドルの罰金とエントラントポイント15点減算のペナルティが課せられています。
今回の違反内容とそれによって発生する利益不利益が具体的に発表されていないので何とも言えませんが、量刑が現実にそぐわないものであるならば、2位のペンスキーレーシングが抗議を出してもいいはずです。