琢磨選手のブレーキング
レース中盤でのダリオをパスしたところや
レース終盤でタグリアーニをパスしたところは見事でしたね。
エリオはプッシュトゥパスの残り秒数が多くてパスには至らなかったですが
エリオにも何度かレイトブレーキングでテールに近づいていました。
私はその秘密は今年からロードストリートレースでも採用された
カーボンブレーキにあるのではないかと推測します。
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昨年まではオーバルレースのみ、カーボン製のブレーキローターが使用されてきましたが
今シーズンからはすべてのレースでカーボンブレーキが採用されました。
カーボンブレーキはF1でも使われ、鋳鉄製ブレーキローターよりも
はるかに短い制動距離で減速します。
F1キャリアが長い琢磨選手はインディカーデビュー当初は
制動距離の長い鋳鉄製ブレーキにてこずっているようでしたが
今年から採用されたカーボンブレーキおかげで
ブレーキング時もかなり勝負できるようになったように見えます。
ちなみにブレーキユニットは昨年までのイギリスのアルコン製から
イタリアのブレンボ製になりました。