カナーンのポール獲得をどう見るか
【Photo:Indycar Chris Jones】
今季2度目(テキサスのくじ引き以来)のポールスタートとなる
KVレーシングテクノロジーのトニー・カナーン。
P1で12番手、P2でトップタイムを出してきましたが、
この時の224.196MPHはトーイング(ドラフティング)時のものです。
ハイバンクのスーパースピードウェイでは
単独走行よりも集団走行時でのハンドリングバランスが
レースでは重要になります。
なので、プラクティス中のほとんどの時間は
レースセットアップをテストするために
極力集団で走るようにします。
予選は単独走行なので
エアロダイナミクスとハンドリングバランスは大きく違います。
なので、予選順位は単純にクリーンエアでの速度の優劣を表します。
ということで、
予選17番手、18番手に沈んだWパワーとDフランキッティは
予選セットはほとんどやらずに決勝セットに専念した可能性があります。
ただ、TカナーンはP2での集団走行も予選での単独痩躯も速いので
決勝レースでは面白い存在になりそうです。
おそらく、琢磨選手もTKのセットをコピーするでしょうから
決勝レースでの浮上に注目です。