マルコ・アンドレッティがレースキャリアを方向転換



2020年第104回インディアナポリス500ポールシッターのマルコ・アンドレッティが今シーズンはフル参戦せずに、第105回インディ500を中心にスポット参戦とすることを発表しました。

33歳のマルコは2006年からインディカーシリーズにフル参戦。これまでの14シーズンで2勝を挙げた他、第104回インディ500を含む6回のポールポジションを記録しました。去年のインディ500でのポールポジションはアンドレッティ家にとっては1986年のマリオ・アンドレッティ以来の物でした。

デビューイヤーの2006年のインディ500ではファイナルラップ突入までレースをリードしながらもフィニッシュライン直前でサム・ホーニッシュJr.にかわされ、アンドレッティ家にとって1969年以来のインディ500優勝を取り逃しています。

「この数か月間慎重に考えてきた結果、2021シーズンに集中するためにレーシングキャリアでの方向転換を決断しました」とマルコはコメント。このレースキャリアの方向転換に関しては父親のマイケルとも長らく話し合い、今後の進路に関しては柔軟に対応することでお互いに納得がいく結論に至ったとのこと。

マルコは、現状では今シーズンでもアンドレッティオートスポーツでインディカーシリーズにフル参戦できる条件は整っているものの、今後は活動を見直して、充電期間を設けて新たな挑戦を見つけ出していきたいと語っています。

現状ではインディ500以外での活動の場としては、いとこのジャレット・アンドレッティが参戦するIMSAスポーツカー選手権、デイトナ24時間レース、セブリング12時間レース、ルマン24時間レースなどのスポーツカーレースのトップカテゴリーが候補に挙がっているとのこと。

しかし、依然としてインディ500が活動の基軸であることには変わりはなく、他のインディカーイベントにもスポット参戦を継続しつつ、テストにも参加してチームを裏側から支えたいとしています。

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