来シーズンへ向けたテストをIMSとバーバーで実施


Photo:Skibinski/IndyCar

インディカーは3日間にわたってインディアナポリスモータースピードウェイ(IMS)とバーバーモータースポーツパークでテストデーを設けました。

28日はオーバーテイクの際のダウンフォース量の変化の様子を精密に把握するために、レースカーにレーダーを装着。2台の車間距離を40m、20m、10mとさらに1.5mオフセットさせてオーバーテイクの際のアンダーウイングとフロントウイングが発生する正確なダウンフォース量を計測。さらに何点かの対策エアロパーツを装着しての計測が行われました。

来年の第105回インディ500に向けて、ダーティエアでのフロントの安定性を増加させてパッシングを増やすことが目的とされています。

【10月28日@IMS】参加台数2台+1台 佐藤琢磨、ジョセフ・ニューガーデン+スコット・マクロクリン

【10月29日@IMS】 雨で中止

【10月30日@IMS】参加台数6台 エド・カーペンター、スコット・ディクソン、ライアン・ハンターレイ、ジョセフ・ニューガーデン、パトリシオ・オワード、佐藤琢磨。


Photo:Dallara

Photo:Owens/IndyCar

Photo:Skibinski/IndyCar

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【11月2日@バーバー】参加21人 20210シーズンへ向けた新体制での合同テストが開催され、NASCAR元チャンピオンのジミー・ジョンソンとフォーミュラEチャンピオンのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタを含む21人が参加。デイルコインレーシングとカーリン、グラハム・レイホールと佐藤琢磨選手は参加を見送っています。

タイヤの使用可能セット数が不明なうえに誰がいつニュータイヤでの予選シミュレーションを行ったかがわからないのでタイムの比較はあまり意味を持ちませんが、セッション終了後のタイムは以下の通り。

Rinus Veekay, 65.615s
Colton Herta, 65.738s
Pato O’Ward, 65.907s
Alexander Rossi, 66.018s
Jack Harvey, 66.099s
Conor Daly, 66.134s
Ryan Hunter-Reay, 66.190s
Marcus Ericsson, 66.257s
Scott Dixon, 66.258s
Sebastien Bourdais, 66.358s
Alex Palou, 66.365s
Antonio Felix da Costa, 66.375s
Josef Newgarden, 66.410s
James Hinchcliffe, 66.441s
Felix Rosenqvist, 66.501s
Will Power, 66.620s
Simon Pagenaud, 66.635s
Dalton Kellett, 66.647s
Scott McLaughlin, 66.941s
Marco Andretti, 67.089
Jimmie Johnson, 68.398s

2件のコメント

  1. テストしたSSW用エアロは下面のダウンフォースを増やして接近戦を演出しようとする物ですか?
    1. kakeさんへ
      来年の第105回インディ500に向けて、ダーティエアでのフロントの安定性を増加させてパッシングを増やすことが目的とされています。

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