BIG SMILE ハービーとレイスト
インディカー14レース目で初めて表彰台に乗ったジャック・ハービー。
2013年に英国F3チャンピオンとなった後は2015年にインディライツシリーズでランキング2位となり、2016年は1年丸々浪人して2017年のインディ500でアンドレッティwithマイケルシャンクレーシングでインディカーにデビュー。その年はさらに2レースをSPMから参戦。
2018シーズンはジム・メイヤーが新たに共同オーナーに参加して「メイヤーシャンクレーシングwithSPM」として6レースに参戦。ベストリザルトはポートランドでの13位でした。
そして今シーズンは17戦中10レースの参戦予定で、その5レース目でインディカー初の表彰台フィニッシュとなりました。
26歳のハービーは英国出身ながらもウェットレースの経験はこれまでゼロ。レース終盤では2位につけながらもパジェノーにかわされて3位フィニッシュとなりましたが、パジェノーとディクソンと言う二人のチャンピオン経験者と共に立つ表彰台はレースキャリアでも特別のものとなりました。
そのハービーとメイヤーシャンクレーシングは2020シーズンのフル参戦を狙っています。
予選21位からレース終盤には3位を走りながらも最後はパジェノーにかわされて4位フィニッシュでしたが、キャリア22レース目でのベストリザルトとなりました。
AJフォイトレーシングとして4位フィニッシュは2015年に佐藤琢磨選手がデトロイトレース1で記録した4位フィニッシュ以来の好成績。今シーズンでは第2戦COTAでのTカナーンの12位がベストリザルトでした。
チームオーナーのAJフォイトはガレージに戻ってきたレイストの肩を叩いて祝福し、「あと3ポジションアップで優勝だ、がんばれ」とインディ500へ向けて喝を入れていました。
レイストのメカニックたちは琢磨選手の時のメンバーがほぼそのまま残っているので、今回の4位フィニッシュはうれしいですね。