【裏話】内閣総理大臣顕彰式

収録映像を編集してみて内閣のそうそうたるメンバーが琢磨選手の為に集まって式典をしていたことから、内閣総理大臣顕彰の大きさを改めて実感します。

NSXを自ら運転して官邸に乗り付ける琢磨氏。通常であれば差し向けのハイヤーで官邸入りというところでしょうか。


まずは石井啓一国土交通大臣が琢磨氏を迎えます。大臣直々の応対です。モータースポーツは国土交通省の管轄ということなのでしょう。


全員起立の中で安倍総理大臣が登場。前日の8月3日に第3次安倍第3次改造内閣が発足したばかりで、内閣としてはかなり忙しい時期だったと想像します。


安倍首相の隣には菅官房長官をはじめ3人の官房副長官(杉田和博官房副長官は残念ながらフレーム外)ほか、大臣政務官の方々が列席されていました。
安倍内閣の官邸首脳陣が勢ぞろいするという状況。


そして顕彰の授与。大臣経験のある方の発声量はどなたもものすごいです。
日ごろの演説の賜物なのでしょうか。


そして、琢磨氏からはお礼の品のブリックが安倍総理に贈られました。
ブリックは1911年にスピードウェイ1周にわたって320万個が敷き詰められ、その後はブリックの上から徐々にアスファルト舗装されていきましたが、2005年に全面再舗装する際に過去の煉瓦は掘り出されてから再舗装されました。
なので、たとえブリックを1万個ばらまいたとしても、まだ319万個ある計算になります。ブリックはスピードウェイのコントロールタワーである「パゴダ」をもしたケースに入れられています。

琢磨氏はブリックの由来を安倍首相に丁寧に説明し、安倍首相は「ほお。それは大変貴重な品ですね」と答えていました。

その後は集合写真撮影になりましたが、その準備の間に琢磨氏と安倍首相はしばらく談笑。

安倍首相「世界三大レースで1番の歴史だそうですね?」
琢磨氏「戦争で中断はありましたが、100年以上、101回目の開催です。」
安倍首相「当時から800キロを走っていたんですか?」
琢磨氏「そうです、でもスピードは時速100キロくらいだったようです。当時は日本に自動車はほとんどなかったそうです。」
安倍首相「それはすごい時代ですね。今では最高速度が380キロなんですって?」

・・・とこんな感じで雑談は進み、記念撮影後は
安倍首相「日本は自動車大国ですから、モータースポーツが日本でもっと盛んになるといいですね。」
と激励していました。

ということで、佐藤琢磨選手、次は叙勲でしょうか。
モータースポーツは天皇杯がないので、個人的にはぜひとも叙勲受章してほしいと期待します。

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