ブラジル戦キャンセル後のインディカーの対応




ブラジリアの地方自治体の都合でブラジルでの開幕戦は突然にキャンセルされ、インディカーの競技部門役員のデリック・ウォーカー(上の写真左)とインディアナポリスモータースピードウェイを所有するハルマン&カンパニーのCEOマーク・マイルズによって代替イベントの検討が行われましたが、最終的にはセントピーターズバーグ戦をシーズン開幕とすることに決まりました。



最終決定に至るまでには以下のような様々な内容がありました。
新型エアロパーツの初テストがバーバーモータースポーツパークで行われるまでの5週間までの間に1回しか使われない旧型エアロパーツでのレースをテキサス州オースチンのサーキットオブジアメリカ(COTA)で開催すべきなのか、もしくは新型エアロキットの初テストを13日にずらしてニューオリンズのNOLAモータースポーツパークで行うか・・・・。



現在の最終判断に至った理由をウォーカーは以下のように説明しています。
①チームがブラジルに渡航しない場合には新型エアロのテストを早めることができる
②3月13日までに新型エアロパーツの供給は可能であった
③すべて参戦チームに対してすべてのパーツ供給が可能であった
④よって3月13日に新型エアロのテストを行うことが可能になった
⑤日程変更に伴って各レーストラックへプロモーターテスト開催を打診した
⑥結果的にテスト日程変更は実現には至らなかった
⑦今回はあまりにも主催者側の発表が急であった



結果的に開幕戦は中止となって代替イベントは間に合わないという結論になりましたが、Dウォーカーとインディカーは将来的なブラジルでの開催はあきらめていません。ブラジルはインディカーにとっては魅力的な市場であり、来年以降も同じブラジリアか別の場所での開催を検討するとしています。



そして、当初の予定より1レース減った状態になっていますが、現在はその対策として最終戦のソノマGPをダブルヘッダーに変更するというプランあります。しかし、あくまでも最終判断はイベントプロモーターにかかっています。



ウォーカーは逆にダブルヘッダー開催は一つの選択肢であるものの、新たに別のレーストラックでイベントを開催して市場を広げる方が優先したいと語っています。



個人的には、オーバル戦を追加してほしいですね。
シカゴランド、ケンタッキー、カンザスなどの復活を。

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