チームプレビュー、チップガナッシレーシング






【ドライバーラインナップ】
 スコット・ディクソン (No. 9 PNC Bank Honda)
アレックス・パロウ (No. 10 DHL Honda)
マーカス・アームストロング (No. 11 Ridgeline Lubricants Honda)
リナス・ランクイスト (No. 8 The American Legion Honda)
キフィン・シンプソン (No. 4 Journie Rewards Honda)

【2023シーズンリビュー】
2023シーズン、チップガナッシレーシングはパロウがシリーズチャンピオンとなり、ディクソンがランキング2位を獲得。アームストロングはルーキーオブザイヤーを獲得し、チーム全体でシーズンを支配しました。全17戦中でパロウは5勝、ディクソンが3勝、エリクソンは1勝をあげ、シーズンの過半数となる全9勝を挙げています。パロウの平均フィニッシュ順位はは3.7で、最終戦を待たずにタイトルを決めたのは、2005年のダン・ウェルドン以来となりました。

ディクソンはシーズン終盤に強さを発揮し、ラスト4レースで3勝を挙げえ一気にランキング2位へ食い込んでいます。パロウは全17レースで8位以上のフィニッシュを記録。ディクソンもオワードに追突されたロングビーチGP以外のすべてのレースでTOP7フィニッシュを果たしています。

エリクソンはシーズン開幕戦で優勝。インディ500でも2連勝目前でしたが、ファイナルラップでニューガーデンにかわされて2位フィニッシュとなりました。

チームにとってパロウのチャンピ獲得は15回目のシリーズタイトルを獲得とな、その記録はチーム・ペンスキーの17回に続いています。

【今年は4台体制から5台体制へ】
今年、チームは2人のルーキーを加えて4台から5台のフル参戦体制となります。No.8をドライブするランクイストは昨年はメイヤーシャンクレーシング(MSR)から3レースにスポット参戦。開幕戦がインディカーデビューレースとなるキフィン・シンプソンは昨年はインディネクスト、IMSAスポーツカー選手権、欧州ルマンシリーズなどに参戦し、欧州ルマンシリーズでは2勝を挙げてシリーズタイトルを獲得しています。No.11アームストロングは昨年のロードストリートのみの参戦からフル参戦に変更。

【今年の注目ポイント】
2022年インディネクストを制したリナス・ランクイスは翌2033年はレギュラーシートが獲得できず、シーズン途中で負傷したシモン・パジェノーに代わってMSRから3レースに出走。実績のあるルーキーとしてフル参戦するランクイストのパフォーマンスに注目。

【記録】
パロウはキャリア64レースの時点で、TOP10フィニッシュの回数ではマリオ・アンドレッティ(44回)、A.J.フォイト(42回)、ウィル・パワー(41回)、ディクソン(39回)を上回る45回を記録しています。また、パロウはTOP3フィニッシュ数ではパワーを9回、ディクソンを12回上回っています。さらに、パロウはディクソンが2度目のチャンピオンシップを獲得した時と同じ年齢で、2度目のシリーズチャンピオンタイトルを獲得しています。

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