インディカーシリーズ、2023年10大ニュース⑨


ニューガーデンがオーバルを席巻







インディカー公式が選ぶ、2023年インディカー・シリーズの10大ニュース。
9つ目は「ニューガーデンがオーバルを席巻」。

ロードストリートとオーバルレースでシーズンを戦うインディカー・シリーズ。
2019年シリーズチャンピオンのジョセフ・ニューガーデンは2022年シーズンのワールドワイドテクノロジーレースウェイ(WWTR)で優勝してから、2023シーズンもテキサス、インディ500、アイオワダブルヘッダーを制してオーバル5連勝。

2023年シーズン最後のオーバルレースとなるWWTRにはランキング3位からの逆転タイトル獲得をかけて、オーバル5連勝と、ゲートウエイ4連勝を狙ってポールポジションからのスタート。

ニューガーデンは得意のコースで最多ラップリードでの優勝で53点を狙うも、オーバル初導入だったソフトタイヤで苦戦を強いられてラップリーダーの座を陥落。ロングランで前に出たディクソンを追いかけるも、オワードらとのバトルを強いられてタイヤを酷使し、最後はウォールにブラッシュして万事休す。50周遅れの25位フィニッシュでチャンピオン争いから脱落し、シーズン全オーバル制覇はなりませんでした。

ちなみに、2006年のチャンプカーシリーズで、セバスチャン・ブルデイはシーズン唯一のオーバル戦だったミルウォーキーを制し、記録上は”シーズン全オーバル制覇”を無しとげた史上唯一のドライバーとなっています。

ニューガーデンの記録達成はならなかったものの、キャリア29勝の内、オーバルでは通算14勝を挙げ、そのうちショートオーバルではアイオワで6勝、WWTRでは4勝、フェニックスで1勝し、通算11勝は37.9パーセント)となっています。

これまで、2017年と2019年にシリーズチャンピオンとなったニューガーデンでしたが、今年の第107回インディ500では最終ラップでエリクソンを交わして逆転優勝し、悲願のインディ500制覇を成し遂げました。

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