インディカーシリーズ、2023年10大ニュース⑧


様々な記録を更新







インディカー公式が選ぶ、2023年インディカー・シリーズの10大ニュース。
8つ目は「様々な記録を更新」。

107回の歴史を持つインディ500では様々な記録が打ち立てられ、塗り替えられてきました。しかし、新たな記録の樹立は近年ではなかなか目にする機会が無くなってきています。

そんな中で、2023年開催の第107回インディ500では様々な記録的なシーンがありました。優勝したニューガーデンは最終ラップでエリクソンをパス。このパスは52回を記録したリードチェンジのなかで最後のリードチェンジで、最終ラップでのリードチェンジは史上3回目でした。

優勝したニューガーデンと2位フィニッシュのエリクソンとの差(margin of victory=mov)は0.0974秒差という史上4番目の僅差。この日のレースリーダーは12人で史上二番目に多いラップリーダー人数でした。

予選ではパロウが史上最速予選スピードとなる234.217mphを記録。フロントロー3人の平均速度も史上最速となる234.180mph。予選通過全33台の平均速度は232.184mphで、これも史上最速となりました。
予選ではほかにも、初日のアテンプト数は84回で、2019年記録を更新。ポールシッターと予選2位との差は0.0040で53年ぶりに記録が更新されました。

ポールシッターのパロウはインディ500史上初のスペイン人ポールシッターとなり、キャサリン・レッグはインディ500予選史上最速の女性ドライバーとなりました。

ルーキーのベンジャミン・ピーダーセンは232.739mphを記録してインディ500予選でルーキーとしての史上最速記録を樹立しました。
そして、インディ500以外では史上最多となる27台がエントリー。コース上でのパッシング回数は延べ7,753回で、これは前年の2021年よりも1872回(31.83%)も増加しました。

2023年シーズンは、過去12年間で最も多くの延べ周回数を記録し、その合計となる103,309周は2022年シーズンと比べて5.26%増加となりました。

アラバマ・グランプリでは、インディカー・シリーズ最多記録となる26台がリードラップでフィニッシュ。ロングビーチ・グランプリでは、週末3日間を通じてグランドスタンドのチケットは完売となり、2008年のインディカーとチャンプカーの合併以降では最高となる19万2,000人のファンが来場しました。

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