チップガナッシの秘蔵っ子のシンプソンがインディカー・シリーズにフル参戦






現地9月18日に、チップガナッシレーシングはインディネクストに参戦していたキフィン・シンプソンを2024シーズンはインディカー・シリーズにフル参戦させ、5台体制にすることを発表しました。

2022年にチップガナッシレーシングの育成ドライバーとなったシンプソンは2023シーズンはインディネクストに参戦。ミッドオハイオとインディGPで表彰台に乗っています。

ケイマン諸島出身のシンプソンは今シーズンはヨーロピアンルマンシリーズ(ELMS)にもフル参戦していて、ポールリカールでの4時間レースで優勝。9月18日現在で3レースを残す時点でLMP2クラスでポイントリーダーとなっています。

その他にもIMSAスポーツカー選手権のセブリング12時間レースでLMP2クラス優勝。アジアンルマンシリーズのドバイ4時間レースにLMP2クラスで参戦して総合優勝しています。

18歳のシンプソンは2023シーズンはタワーモータースポーツからIMSAミシュラン耐久カップレース4戦に出場し、IMSA開幕戦のデイトナ24時間レースではジョセフ・ニューガーデンとスコット・マクロクリンらと組んで参戦してLMP2クラスで5位フィニッシュ。一昨年1月にはグラディエントレーシングのGTDクラスでデイトナ24時間レースデビューを果たし、そのチームでシーズン最終戦となるプチルマン10時間レースでクラス優勝しています。

2022年はインディネクストに参戦してランキング9位。2021年フォーミュラリージョナル・アメリカ(FRA)で7勝を含む13回の表彰台と2回のポールポジションを記録してタイトルを獲得。60万ドルのスカラーシップ獲得と共にアメリカのHPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)の支援の下で日本のスーパー・フォーミュラへの参戦権を獲得しましたが、入国制限の為にそのスカラーシップを断念しインディネクスト参戦へ転向しています。

シンプソンは、今年の1月4日にフロリダ州のセブリングインターナショナルレースウェイ(ショートコース)で行われたチップガナッシのプライベートテストに参加し、インディカーをテストドライブしています。

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