最後までレースをさせたボー・バーフィールド

去年までレースディレクターを務めたブライアン・バーンハートに代わって
今年からその座に就いたのはボー・バーフィールド。
(ボー・バーフィールド氏の詳細に関しては下記リンク)
http://blog.gaora.co.jp/indy/2012/01/2149

今シーズンはレースぺレーションにおいて
ロードストリートレースでのフルコースイエローのタイミング変更と
ピットクローズの廃止、
レース終盤での周回遅れの隊列後方への並びなおしなど
様々な新しい試みを行ってきました。

今回の最終戦もラスト9周のところで起きたクラッシュで
レッドフラッグを出しました。
コーションラップのままでレースを終わらせないためです。



今年のアイオワ戦でもレース最後の接戦のところで
クラッシュが起きてイエローのままでレースが終わってしまい
かなり興ざめして終わってしまったので
バーフィールドはNASCARではすでに採用されている
グリーンホワイトチェッカー(GWC)システムを
2013年シーズン以降採用する可能性に触れていました。

なので、結果的に前倒し採用となる形になりましたが
あの時点でのレッドフラッグの判断は見事でしたね。
残り周回数も十分にあったので
レース距離自体を伸ばすことなく、
レース再開が見込めると判断してたのでしょう。

これならば、各チームイコールコンディションです。
エンジンのシャットダウンに関しても悪影響はなく
タイヤ温度に関してもリスタートまえにコーションラップが2周あるので
レースに支障はないとの武藤さんのコメントでした。

厳密にいえば、
現行のNASCARのGWCシステムとは同一ではありませんが
NASCARは1990年代中盤から試行錯誤し、
色々システムを変えながら
現行のシステム(オーバータイム制)をとっています。
その原型は今回のようにレッドフラッグで周回を一度止めてから
規定周回数前からレースをリスタートさせる方法でした。

なので、広義では今回のやり方もGWCシステムの一部となります。

しかし、そのままチェッカーだったら
佐藤選手も4位フィニッシュだったんですけどね。
まあ、でもエキサイティングでいいレースでした。
シングルカー体制の3チームでTOP3を争っていたのは
しびれましたからね。

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