インディカー参戦の機が熟したカーリン






ついにカーリンがインディカーシリーズへ参戦を開始するのではないかと注目を集めています。



これまで世界のジュニアカテゴリーで成果を残してきたカーリンでしたが、2015年のインディライツ参戦以来、いつインディカーに参戦するのかとずっと注目されてきました。



そんな中で、この水曜日に予定されているチップガナッシレーシングの4台体制から2台体制への縮小に関する発表に続いて、カーリンがインディカーシリーズへの参戦を発表するのではとの憶測が急激に広がっています。



チームオーナーのトレバー・カーリンは堅実な人物として知られていますが、機が熟した際の行動の素早さも知られています。



「今シーズンはインディカーへの参戦を期待する多くの声を受けたことを非常に光栄に思いましたが、まだまだ我々は準備段階にあります。新たなことには腰を据えて挑戦すべきで、まだ十分には機は熟していません」
「なにも確かなことは言えませんが、少なくとも言えることは来シーズンはレースカーのパッケージが一新されるということで新規参戦する絶好のチャンスであるということです。」とトレバー・カーリンはコメント。



2018シーズンより全チームが同一のエアロキットを使用します。カーリーンはこのタイミングをチーム間格差が最も少ないタイミングだとみています。カーリンがインディライツに参戦した2015年はまさに新型シャシーのIL-15が新規導入されたシーズンでした。



カーリンでは2016年はエド・ジョーンズがインディライツにフル参戦してシリーズタイトルを獲得。今シーズンはインディライツで4連勝を記録。マシュー・レイストが3勝、ザカリー・クラマン・デメロが1勝を挙げています。



そして、インディライツでの3年間の活動によってチームはレーストラックに関するデータを十分に蓄積し、さらにインディカーに関しての情報を十分に吸収してエンジニア面やチーム体制おいてもステップアップへの準備は整いつつあります。



カーリンはこれまで英国F3、フォーミュラルノー3.5、GP3シリーズなど多くのジュニアカテゴリーで成果を残し、ドライバーではセバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカード、ジョセフ・ニューガーデン、ウィル・パワー、グラハム・レイホール、佐藤琢磨選手らをトップカテゴリーに送り出してきました。



さらには共にカーリンの卒業生であるマックス・チルトン、とチャーリー・キンボールの来年の去就に大きな注目が集まる中、金融会社のCEOを務めるチルトンの父親はカーリンを金銭的に支援する準備ができているとしています。



2018シーズンはガナッシはスコット・ディクソンを含む2カー体制となり、チルトンとキンボールはカーリンで活動を継続するという公算が高まっています。

4件のコメント

  1. チルトンはライツ時代にカーリンで走っていますし、チルトン・キンボールでもし2台体制で参戦出来たら、経験を積んできたドライバーで船出が出来ますから、ちょっと参戦してきたら初年度から期待したくなっちゃいますね。新規参入の話が多く聞こえるのは良いことです。
    1. MISTER74さんへ
      カーリンと言い、フンコスと言い新規参戦を大いに期待させますね。
      SPMのように下のクラスからの受け皿が増えることもいいことです。
  2. カーリンが輩出した人材って今風にいうと「ヤバすぎだろ!」みたいな人ばかりですね。
    インディライツの参戦は浅いながら、既にエド・ジョーンズの様な超有望株も輩出しているんですね。

    出るからには勝って欲しいのですが、同時にルーキーや若手に機会を与えるチームでもあって欲しいです。
    1. いっくんへ
      とは言え、インディカーレースでの参戦経験はないので
      一人はベテランドライバーを起用したいのではないでしょうか。
      発表が楽しみですね。

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