インディカーはツインターボなのでターボチャージャーはエンジンの左右両側真横に1つずつ搭載されています。
搭載位置はサイドポッド内の熱交換器の裏側、ヘダース(排気管)の横になります。なのでターボチャージャーのチェックはサイドポッドを外し行われます。
ターボの過剰な過給圧を逃すウェイストゲート(バルブ)はターボチャージャー横にあり、ターボチャージャーが規定以上の過給圧を発生した場合はその余剰分をバルブから逃します。なので、ウェイストゲートにトラブルが発生すると十分な過給圧が得られずにエンジンは十分なパワーを発生しません。
CARTチャンプカーではポップオフバルブがその役割を果たしていました。
タービンつきエンジンには様々なタイプがあるので
ターボチャージャーハウジングの中にバルブがついているものもありますが
インディカーのエンジンはウェイストゲートバルブはターボチャージャーの外にあります。