エリオ3年ぶり30回目の優勝、初タイトルを目指す



300周のレースで217周をリード、2位に4秒もの大差をつけてチェッカーフラッグを受けたHカストロネベス。キャリア20年目で42歳を迎える大ベテランが初タイトル獲得へむけて大きな1勝を手にしました。

2014年デトロイトレース2以来、3年ぶりにフェンスに登ったエリオはポイントリーダーのディクソンに8点差のポイント2位になっています。

これまでインディ500を3度制し、3回のシリーズランキング2位があるエリオですが、まだシリーズチャンピオンタイトル獲得はありません。ちなみに、ランキング2位最多獲得数はWパワーの5回です。

54レースぶりの優勝でエリオはタイトル獲得へ大きな一歩を踏み出しましたが、シーズンはまだ6レース残っています。

今シーズン、アイオワ前までの10レースでポールスタート3回、フロントロースタート6回と予選では好調な所を見せていたエリオでしたが最上位フィニッシュはインディ500の2位でした。

「序盤は少し苦労したがレースカーはまるでレールを走っているようだった。チーム全員が頑張った結果だ。ロジャーやシンドリックをはじめチームの全員にお礼を言いたい。リック・メアーズ(エリオ担当スポッター)の通算優勝数も超えた。今シーズンはもっと勝ちたい。」とタイトル獲得へ向けて意欲を燃やしています。

チームペンスキーにとってはインディカー通算192勝目、アイオワでは初優勝でした。

今回は38周のラップリードがありながら268周目にエリオにパスされて2位フィニッシュしたJRヒルデブランドはそれでもキャリアベストタイとなる2位フィニッシュ。去年優勝したニューガーデンと同じレースカーで初優勝を狙いましたが、ラストピットをエリオよりも7周早く入ったJRは最後はタイヤの消耗もあって引き離されてしましました。

「レースカーも良くて最後はピットストップの作戦もあって前に出られて何とか優勝したっ勝った。でもチームを再び表彰台に上げることができてうれしい。」と悔しさをにじませています。

今回のレースはドライバーの戦いと同時にアンダーグリーンでのピットバトルでピットクルー同士の戦いになっていたのも面白かったですね。特にアンダーグリーンでのラストピット合戦にはしびれました。

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