レッドフラッグ後のレース再開


レッドフラッグ中はインディカーに認められた安全対策などの作業が許されます。その場合はレース再開時には最後尾に並ぶことになります。



もし、それ以上の作業を行った場合はインディカーの判断により最低でも2周減算のペナルティとなります。



レースの周回数、もしくは時間が50%以上を残している場合はレースは不成立となります。
レースを再開する場合はその状態から再開することになります。



その場合の順位はレッドフラッグになった時点での順位となります。





レッドフラッグによってレースが途中中断し、翌日に持ち越しになったのは2011年サンパウロが最後で、この時は降雨で14周消化でレッドフラッグが出され、翌日の月曜日に15周目から再開しました。





この時は全チームがタイヤを交換したうえで燃料を満タンにしてのリスタートで、1周のウォームアップラップののちにグリーンフラッグとなっています。それまでにクラッシュしたレースカーもそれぞれの消化周回数からのリスタートとなって全車レースに復帰しています。



レッドフラッグ中断時のレースの再開に関してはその日のうちに再開することもあれば、翌日以降に再開されることもあります。いずれの場合も一時中断となったレースの再開扱いです。



2011年の時は予選10位スタートだった琢磨選手が3位まで上がって時点で中断となりましたが、その時は「レースをやり直すべきだ・・・・・」という声は全く上がりませんでしたね。

13件のコメント

  1. > 2011年の時は予選10位スタートだった琢磨選手が3位まで上がって時点で中断となりましたが、その時は「レースをやり直すべきだ・・・・・」という声は全く上がりませんでしたね。

    について、翌日順延だった2011年と2ヶ月以上後にやり直す今回を比べて、前回は琢磨選手の中断時点での順位が上がっていたからそういう声が上がらなかったと書くのはちょっとフェアじゃないように思います。琢磨選手の順位で感情的にコメントしてる方もいるとは思いますが、今回はチームも遠方から来るファンももう一度改めてテキサスに行かないといけないわけで、例えばニューガーデンのように30周遅れで始まるのがわかっているドライバー及びチーム、それを応援するファンがそのコストに見合うものだと思うでしょうか。ルールで決まっているからというのは簡単ですが、集客および視聴者確保も大事なイベントだと思えば、もう少し柔軟な、たとえば赤旗中断時の順位をグリッド順として1周目からスタートするとか、またはここまでの順位で1/4ぐらいのポイントを与えて、残り3/4を再レースして与える、とか方法はいくつかあると思うのですがいかがでしょうか。別のイベントとして開催する以上、それ用のルールがあっても良いように思います。
    1. 当時にそのような声がなかったことは
      フェアかアンフェアかどうかはともかく客観的事実なのです。

      日本的な考え方はいろいろあると思いますが、
      実際には興業主であるテキサスモータースピードウェイと
      シリーズを管理するインディカーがアメリカでの規則に従って決定するまでなのです。

      ルールはすでに決まっていて、
      それに則することこそがすべてのチームにとってフェアな扱いになります。

      ルールを変更したらそれこそ優勝の可能性があるチームやドライバー、
      そのファンからはクレームが出るでしょう。

      レッドフラッグにならなくても、あれだけのクラッシュがであればレース復帰はもはや困難でしょう。
      レース中にチームトレーラーはスピードウェイを去っていたでしょう。
      その場合、参加するドライバー、チーム、応援するファンもコスト云々は関係ありません。

      すでに始まっているレースのルールを捻じ曲げて変えてしまうことはフェアではないのです。
      スポーツである以上ルールは厳格に守らなければなりません。

      あと、遠方から来るファンも少数派で、
      ほとんどの観客はダラスフォートワースエリアからの観客です。

      最後に、「別のイベントとして開催する以上・・・」と書かれていますが
      別のイベントではなく、同じイベントの続きという扱いになります。
      2か月後に「やり直す」のではなく「続きを再開する」のです。
  2. そうなるとトラックポジションもそのままで1列リスタートですか?
    1. サンパウロは2列スタートでやっていました。
      今回はどうなるかは未定です。
  3. すみません、いくつか理解できなかったので教えていただけると助かります。

    > 当時にそのような声がなかったことは
    > フェアかアンフェアかどうかはともかく客観的事実なのです。
    客観的事実を述べるなら「予選10位スタートだった琢磨選手が3位まで上がって時点で中断となりましたが」という前置きは不要だと思うのですが・・・。この文章を読んで「今回は琢磨選手が予選順位より下がっているのでレースをやり直すべきだと主張している人が多い」と取ったのですが、穿ち過ぎでしょうか?

    > ルールはすでに決まっていて、
    > それに則することこそがすべてのチームにとってフェアな扱いになります。
    はい、ここについては全く同意です。なので私も「絶対やり直すべきだ」と主張できないです。なんとかイベントとしての価値を維持しつつ妥協点が見つけられるといいのですが。

    > レッドフラッグにならなくても、あれだけのクラッシュがであればレース復帰はもはや困難でしょう。
    > レース中にチームトレーラーはスピードウェイを去っていたでしょう。
    > その場合、参加するドライバー、チーム、応援するファンもコスト云々は関係ありません。
    翌日順延だったら当然おっしゃる通りだと思うのですが、私のコメントをよく読んでいただければわかります通り、今回は2ヶ月後なので車を直して復帰できるわけで、たとえばニューガーデンとエドカーペンターレーシングにとって30周遅れでレースに参加するためだけにコストをかけて8月のレースに参加する意義はあるでしょうか、また、ファンも近場の方が多いとは言え再度足を運ぶというコストは払っているわけですから、という疑問です。

    「別のイベント」は私の表現が誤っておりました。申し訳ありません。同じイベントとはいえ一度撤収してもう一度開催する以上、と訂正させてください。前のコメントにも書きましたが、ルールとして決まっているから、というのは簡単ですが、それがベストではないのじゃないかと思うわけです。おっしゃる通り、既に決まっている以上今回そのルールを変えるのはフェアではないというのは納得できますが、今後このようなことがあった時のためにもっといいルールにしておいてくれたらいいのに、と思った次第です。しかもルールで決まっているとは言え、リスタートでタイヤや燃料をどうするかもまだ決まってないぐらいには幅のあるルールですよね?

    ちなみに私は今年テキサスに観戦しにいくつもりでした。結局計画倒れに終わりましたが、もし行ったとしても8月にまた、というのは無理でしたね。天候は仕方ないとは言えやるせない気持ちになります。みんなが満足できる解法はなかなか難しそうですが、なるべく多くの人が喜ぶ再開になるといいなと思っています。
    1. 「予選10位スタートだった琢磨選手が3位まで上がって時点で中断となりましたが」は
      まさに客観的事実そのものです。
      2011年にレースをやり直すべきとの声がなかったのも事実です。
      また、読み手がどのように文章を受け止めようとそれは自由です。

      30周遅れでも出走する意義は当然あります。
      1点でも多くのポイント獲得をするためと、スポンサーのためでもあります。
      ファンにコスト意識があるのかはわかりませんが、
      レースを観戦し誰が勝つのかを見届けられるというベネフィットがあります。
      そもそものレースデーは決勝レースしか予定されていませんでしたが
      今度は1日でプラクティス、サイン会、決勝レースと楽しめます。
      無駄足にはならないと思います。

      モータースポーツのルールにはもともと幅を持たせてあります。
      そのためにレーススチュワードは存在し、ブルテンを発行してルールを補足しています。
      リスタートでタイヤや燃料をどうするかは公にはされていませんが
      エントラントを集めて話がなされている可能性はあります。
      来年以降はどのようにルールが変更されるのかわかりませんが、
      現時点では現行ルールで行くしかないのです。

      レースの延期時のチケットの取り扱いなどに関しては最初から規定されています。
      レース延期が天候理由ではしようがありません。不可抗力です。
  4. 返答ありがとうございます。なるほど、では私はそのように受け止めておきます。

    おっしゃるとおり、確かにスポンサーのために(または契約上)走らないとというのはありそうですし、ファンもレース以外のアトラクションも追加料金を払わずとももう一度楽しめるというのは案外魅力かもと思いました。私も近くに住んでたら行きますね、きっと。
    1. 逆に、1ファンさんは
      「今回は琢磨選手が予選順位より下がっているのでレースをやり直すべきだと主張している人が多い」とは思いませんか?
      ファン心情を察すれば別にそのことが悪いとは思いませんが。

      レッドフラッグから3時間足らずで様々なことを調整し、すべての決定を下したテキサスモータースピードウェイと
      インディカーの決断は素晴らしいと思います。

      今回はルマン参戦組がいたのと同時に
      15日水曜日にロードアメリカで合同テストが予定されていたうえ
      月曜日の天候も芳しくなかったので今回の決定は正解だったと思います。
  5. なるほど、そう感じられてるのですね。私の周りにももちろん琢磨選手のファンの方は多いですが、私も含めインディーカー自体を楽しんでるファンの方もかなり多いためか、「せっかく日を改めてやるのだから途中からではなくやり直したほうがレースを長く楽しめるし、優勝するチャンスが全ドライバーに残されることでも楽しめる」と考えてそう発言されてる方が多いように感じていました。実際はどうなんでしょうね、そう言われてみるとやはり琢磨選手の順位が下がってるからそう希望している方も多いような気がしてきました・・・。

    確かにこれほど議論を呼ぶような難しい決断をあの短時間で行ったのは素晴らしいと思います。せっかく大きな決断をしたのですから、再開イベントが成功することを願ってやみません。
  6. ルマン参戦組を考慮する意味は何でですか?
    ガナッシのディクソンがいるからですか?
    ベライゾンがスポンサーのペンスキーがかなりの周回遅れでも同じルールでやりますかね?
    どのシリーズでもスポンサーの影響が大きいのは明らかですけど。
    1. ルマン参戦組にはブルデイやアレシン、ベルもいますが。
      パワーもモントーヤも同一周回数に残っていますが何か?
      おっしゃっている意味がよくわかりません。
  7. 自分も琢磨選手の移籍からのインディカーファンなもので。
    インディカーシリーズ好きすぎて、噛みついてしまいました。すいません。
    フェアで素晴らしいシリーズなのは、ファンなら、みんな知ってますよ。
    今インディカーシリーズに夢中です。
    1. いえいえ謝る必要はないと思います。
      熱いファンの熱い書き込みは大歓迎ですし
      琢磨選手ファンであれば1周遅れからのレース再開は残念極まりないでしょう。
      私も残念に思っています。

      一方でJヒンチクリフにも熱狂的なファンがいるのも事実です。
      もしレースがリセットさるとしたら熱狂的なヒンチファンは収まりがつかないでしょうね。

      もし、今回のレースが琢磨選手がラップリーダーのままでレッドフラッグになり
      レースキャンセルでスタートやり直しとなったら納得いかないでしょう。

      シリーズスポンサー云々の件は全く当たりませんね
      2011年のサンパウロの時もITAIPAVAイベントスポンサーだったエリオとカナーンは
      レース初日のスタート直後にクラッシュしてレース再開時は
      23位26位(ともに9周遅れ)からのスタートになっています。

      パワーやモントーヤがクラッシュしてもレースは続行されますし
      ピットでスピード違反すればペナルティも科せられます。

      おそらく今回も”サンパウロの時と同じように”タイヤは新品、燃料は満タンで
      レース再開になると思います。

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