ピットクローズ時のピット作業(インディカーの場合)

ルール7.1.3.3 d)
ピットクローズ時は(レースコントロールから)許可された作業のみ行うことができる。その場合は隊列の最後尾からリスタートしなければならない。
許可された以外の作業を行った場合はペナルティが科せられる場合がある。
なので、インディカーの場合は燃料切れなどでピットストップしても最後尾からリスタートできます。

インディカーではフルコースイエロー(FCY)と共にピット入口がクローズとなり、セーフティーカー先導による隊列が整ったらピット入口はオープンになります。ピット出口は常にオープンです。

インディカーの特徴としてはピットレーン出口にトラックとピットレーンを一緒に横切るブレンドラインが設けてあり、ブレンドラインでの通過車両の順位を計測しています。なので、ピットアウトしたマシンが隊列の途中でも正しい順位で合流できるようになっています。

日本のレースではこのブレンドラインがないのでトラック上でレースカー来るときはピットクローズしないとピットアウトしてくるマシンとの順位関係を正しく測定できず、隊列通過中は正しい位置で合流ができません。そのためにピット出口をクローズして隊列が通り過ぎてからピットアウトさせています。

あと、日本のレースコースはピットボックスが狭くて、全車が一斉にピットインできるスペースがないのでインディカー式のレースオペレーションには向いていません。せめてGT500とGT300のピットタイミングを分けるとか、GT500には隣同士のピットは割り当てないとかしないと一斉ピットインはできないでしょう。

4件のコメント

    1. あの混乱の真っただ中でリスタートさせる判断もいかがなものかと
  1. このルールだとショート、ショート、ロングって作戦以外取りようが無いですね
    しかもショートスティントも燃料多めにして

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