レーサー鹿島さん、インディライツデビューまでを振り返る②



最終的に、サムシュミットモータースポーツと話し合いを継続し、最終戦フォンタナでの1レースの参戦で、事前にルーキーテストと100マイルのテスト走行を行う条件で契約成立。5月のインディ500の時にチームのワークショップを訪問して契約書にサイン。6月初旬にシートを作ってケンタッキースピードウェイでルーキーテストと100マイルの走行テストを行うことになりました。


担当エンジニアはブレアー・パーチィバッカー。のちに武藤君を担当するエンジニアです。今季はアンドレッティでJウィルソンやSデシルベストロを担当しています。去年はたしかMアンドレッティの担当だったと思います。

インディアナポリスのワークショップでシートを作って、ケンタッキーまで車で移動。1日貸切で3台による合同テストを行いました。一人は”ミニ”アルことアル・アンサーでした。


ミニアルはなぜかグローブを両方とも右手を持ってきてしまい、鹿島さんにグローブのスペアを借りていました。もう一人のドライバーは誰だったか忘れました。(下写真左)当時のインディカーの代表のトニー・ジョージ氏もテストを視察。


先ずは車に乗ってコースの詳しいオリエンテーション。


その後はいよいよレースカーに乗ってルーキーオリエンテーションです。
指定された一定の速度で一定のラインを走れるかどうかを見極めます。


鹿島さんは速度を出そうとするあまりラインが乱れ、もっとゆっくりでグルーブを守るように注意されます。

その③へつづく。

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