デイトナ24時間レースでインディカードライバーが活躍


#7: Porsche Penske Motorsports, Porsche 963, GTP: Matt Campbell, Felipe Nasr, Dane Cameron, Josef Newgarden
podium




インディカーシリーズのベテランドライバーと若手ドライバーがデイトナ24時間レース優勝者という新たな肩書をキャリアに加えることになりました。

インディカーシリーズでチャンピオンタイトルを2回獲得し、インディ500のディフェンディングチャンピオンであるジョセフ・ニューガーデンは、IMSAスポーツカー選手権開幕戦のデイトナ24時間レースでポルシェ・ペンスキーモータースポーツの一員として参戦。

ニューガーデンはフェリペ・ナッセ、デイン・キャメロン、マット・キャンベルと共に#7 ポルシェ・ペンスキーモータースポーツ・ポルシェ 963ドライブ。レース最後にナッセは、インディカーシリーズにも参戦するトム・ブロンクイストからの強烈なプレッシャーを最後の30分間わたって抑え込み、24時間レースを制しました。ブロンクイストは2019年と2023年にメイヤー・シャンク・レーシングから参戦してこのレースで優勝しています。

ニューガーデンは「ポルシェとチーム・ペンスキーの協力で最高の結果をになりました。レースの勝因はフェリペの最後のドライブや、それまでのマット・キャンベルのペースの良さにあって、自分はその中にいただけでしたが共にレースを勝てたことをうれしく思います」と控えめにコメント。

ニューガーデンは、インディ500とデイトナ24時間レースを連続して制した史上5人目のドライバーとなりました。過去には1998年のアリー・ルイエンダイク、2006年のダン・ウェルドン、2008年のダリオ・フランキッティ、そして2022年のエリオ・カストロネベスがその記録を達成しています。

また、チームペンスキーにとってデイトナ24時間レースでの勝利は1969年のマーク・ダナヒューとチャック・パーソンズがローラT70で総合優勝した以来となる55年ぶり19回目。また、ポルシェにとっては2003年以来の勝利となりました。

チーム・ペンスキーの勝利はニューガーデンによるインディアナポリス500に続いて、NASCARカップシリーズではチームペンスキーのライアン・ブレイニーがタイトルを獲得し、そして今回のデイトナ24時間レース優勝とビッグタイトルの制覇が続いています。



そして2023年インディネクストチャンピオンで、今シーズンはルーキーとしてインディカーシリーズにデビューするクリスチャン・ラスムッセンはエラ・モータースポーツからLMP2クラスで優勝しています。

ラスムッセンは、LMP2クラスにチームメイトのドワイト・メリマン、ライアン・ダルジール、コナー・ジリッシュと共に参戦。ラスムッセンはフィニッシュセッションでのドライブを担当し、2位につけるクラウドストライク・レーシングを6.8秒も引き離してレースをフィニッシュしています。

レース終了まで51分を残したところで発生したフルコースイエローで、10秒以上もあったラスムッセンはリードを失ったものの、レースのリスタート後はチェッカードフラッグまでの32分間に徐々に差を広げ、そのままレースをリードしたまま24時間を迎えました。

今回はニューハーガーデンとラスムッセンの他、12人のインディカードライバーがデイトナ24時間レースに参戦しました。




2件のコメント

  1. 私はまだ耐久レースって見たことなくて、耐久というか、要はドライバー交代があるレースを実地観戦した事がないんです。
    12時間くらいなら行けると思うんですが、24時間レースってお客さんやジャーナリストは、いつ、どこで、どのように急速や仮眠をとるのでしょうか?
    キャンピングカー乗り入れてる人はいいかもしれませんが。それでも駐車場まで片道1時間と見積もって、何往復もできるもんじゃないですよね。
    1. いっくんへ。
      私は十勝24時間レースの時は近くに借りたロッジで4時間くらい寝ていたと思います。
      ルマン24時間レースの時はレンタカーの中で3時間くらい寝ました。

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