ミッドハイオが再舗装工事を完了






オハイオ州コロンバス郊外にあるミッドオハイオ・スポーツカーコースの全面再舗装工事が終了しました。

ミッドオハイオ・スポーツカーコースは1周2.258マイル(3.6キロ)で、ターンの数は13。各ターンごとに小刻みなアップダウンがあって、加速地点でレースカーの荷重が抜けるという非常にトリッキーなレーストラック。前回の再舗装工事は2005年秋から2006年春にかけて実施されました。







舗装工事はオハイオを拠点とするココジング・コンストラクション・カンパニーが施工。10月16日に工事を開始して23日に既存の舗装の撤去を完了。そして、再舗装工事は10月27日に完成しています。

今回の工事では、延べ100人余りのスタッフが15台のトラックを使用し、トータル5000時間をかけて6000トン余りもの既存のアスファルトを撤去。そして、新たに6000トン余りの新たなアスファルトが搬入されました。

今回の工事は、全長2.2キロもの表面舗装に加えて、総延長1.1キロにも及ぶ各ターンの補強が施され、”キーホール”と呼ばれるターン2および、”カルーセル”と呼ばれるターン12エリアの150mに渡っては表面舗装だけではなく基礎部分から修復。確舗装の継ぎ目部分、約90mで継ぎ目を修正する作業が行われました。

2023シーズンはロードアメリカとラグナセカレースウェイで全面再舗装が行われて、ラップタイムが大幅に上昇しています。

5件のコメント

  1. サーキット側の仕事なのかロジャー・ペンスキーの仕事なのか、つぎはぎだらけのコースが続々と綺麗になっていきますね。
    毎年、松浦さんや武藤さんの解説聞くたびにオハイオがドライバーにとってキツイか知らされるのですが、ドライバーの負担も軽減されるのですかね?
    それは良い改革なのです!
    しかし、INDY派の私はF1派に「INDYの方が遥かにレベル高いし、過酷だぞ。金かけて綺麗な路面をパワステで走り慣れてるドライバーをINDYドライバーは遥かに凌ぐ」と過酷さもドライバーの力量の一つと説明してきただけに昔ながらのツギハギ路面にちょっと未練も感じます。
    1. いっくんへ

      サーキットの保守管理はそれぞれのサーキットで行います。
      サーキットが再舗装されると、一時的にバンプが無くなると同時に全体的にグリップが上がります。
      その結果、全体時に速度が上がります。4
      路面のグリップ上昇はよりハンドルを重くし、横Gなどの負担も上がります。

      ミッドオハイオでのレースは毎年7月の高温湿下で行われ
      小刻みなエレベーションチェンジでレースカーはさらに路面に押し付けられる形となってハンドルはされに重くなります。

      つまり、再舗装によってバンプは無くなるものドライバーの負担は全体的に増えることになります。
  2. 五月雨失礼します
    この勢いにのって茂木も再舗装(というか再建設)してくれー!w
    1. いっくんへ
      山を削って谷を埋めた上に建設されたもてぎは
      地盤の歪みによって、舗装表面だけではなく構造的に変形してしまいました。
      うねった路面で平均時速が高いインディカーには走れない状況です。
  3. 再舗装によってグリップがよくなり、走りやすくなると思ったら、ドライバーのハンドリング重量はかえって上がって過酷なのですね。勉強になりました!

    茂木はバンクの改修みたいな事ができず、実質的に新しく作り直すに等しいと聞いた事があります。
    茂木の建設計画が出た時代はバブリーでしたからね。
    目の黒いうちに日本でオーバルレースを見れる日が来るといいのですが。

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