ブロンクイストが2024年よりメイヤーシャンクからフル参戦






メイヤーシャンクレーシング(MSR)が2024年はトム・ブロンクイストをインディカーシリーズでフルシーズンで走らせることを発表しました。ブロンクイ7ストとは2年契約で、第108回インディ500ではエリオ・カストロネベスを加えた3台体制となります。

ブロンクイストは2022年シーズンはMSRからIMSAスポーツカー選手権にフル参戦してシリーズチャンピオンタイトルを獲得。2002年2023年と2年連続してデイトナ24時間レースで総合優勝を果たしています。

ブロンクイストにとって、IMSAからINDYCARへの参戦は、オープンホイールへの復帰という形なります。かつては欧州を舞台にフォーミュラ・ルノーやF3選手権で活躍を見せ、その後はドイツツーリングカー選手権(DTM)へ参戦し、2017年にはフォーミュラEにデビューを果たしました。最近の欧州での活躍では2021年のルマン24時間レースでのLMP2クラス2位と、2021年FIA世界耐久選手権でランキング2位があります。

耐久レースではIMSAのデイトナ24時間とプチ・ルマンなどの主要な耐久イベントでの実績のほかに2023年はハイブリッド化されたアキュラARX-06開発にも不可欠な役割を果たしています。その結果、IMSA開幕戦であるデイトナ24時間レースでは、GTPクラス初のポールポジションをもたらしたほか、2年連続でトップでチェッカードフラッグを受け、先月にカナダのモスポートパークで開催されたIMSA第6戦でも優勝し、チームに通算4勝目(2023デイトナはその後失格)をもたらしています。

インディカーレースでは7月のインディ・トロントで負傷しているパジェノーの代役として急遽出走。予選20位スタートも1周目のマルチカーアクシデントに巻き込まれてそのままレースを終えています。

これまでMSRでインディカーにフル参戦し、2021年インディ500では記録的な4勝目を挙げたカストロネベスは、2024年インディ500では前人未到のインディ500での5勝目を狙うほか、今後はオーナーサイドのポジションに立って、チームアンバサダーやドライバーコーチを務めることになっています。

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