インディアナポリスモータースピードウェイが新たな認証を受ける






1日単独開催のスポーツとして世界最大のイベントであるインディアナポリス500を開催するインディアナポリス・モータースピードウェイ(IMS)は「責任あるスポーツ評議会」https://www.councilforresponsiblesport.org/において、世界で初めて認証を得たスポーツ開催施設となりました。



この組織認定は、2021年8月に開始され、認定のための評価基準は、スポーツの影響力、気候変動への取り組み、社会的正義の実現、スポーツにおけるビジネスという基本事項に基づいて評価されます。 IMSはこれまでに開催されてきた300以上のイベントでの環境問題と社会的影響を継続的に取り組んできた結果、2021年インディアナポリス500は基準を満たすイベントとして認証されています。



評議会は、イベント主催者と主催者がイベントを実施する上で、イベント会場での環境的持続可能性の調査、実施、検証、および今後の改善などに関して、合理的な手法が用いられているかを評価します。認証に当たっては、計画と周辺との協力関係、準備調達、人材は資材の管理、公平公正性、コミュニティ 、レガシーなど、多岐にわたる分野での一定基準を満たすことが要求されます。



IMS は最終的に210にも及ぶ項目で評価基準を満たし、認定組織としてシルバーレベルの評価を獲得しました。



IMSと様々な組織との協力体制とそれぞれの対策の適切な評価と効果測定の手段を確立したことにより、IMSはこの認証を得るをことができました。 IMSが組織として認証を得たことによって、評議会はIMSが今後もCO2や廃棄物の排出量の計算、廃棄物の転用、およびエネルギー消費各項目の継続実施状況を追跡評価できるようにもしています。



新しい認証の一環として、IMSは新たな基準と実行手順を策定しました。 これには、環境負荷の測定と軽減に対する目標設定とともに、多様性、公平性、包括性に関する計画の策定が含まれます。 IMSは、インディアナポリス500では年を追うごとに廃棄物転用の取り組みを拡大し、現在ではインディ500だけではなく、IMSで年間を通じて開催されるイベントでも同様の取り組みを実施しています。



さらに、IMSは資材は機材管理でも新たな基準を策定し、オフィスでの使い捨てプラスチックや発泡スチロール製品の削減、女性およびマイノリティ人種が経営する企業との持続可能性関係の構築、関連の認証を持つ企業からの購入を優先しています。



2023年はIMSは第107回インディアナポリス500の他に2回のロードコースでインディカーイベントを実施します。

コメントを残す