フンコスホリンガーレーシングが2台体制に






ジャンコスホリンガーレーシング (JHR) は、アルゼンチンのスター・レーシングドライバーの、アグスティン・カナピーノをチームの2台目として2023年インディカーシリーズにフル参戦させることを発表しました。



32歳のカナピーノは、カラム・アイロットのチームメイトとして、カーナンバー78をドライブし、アルゼンチン出身のインディカードライバーとしては25年前のフアン マヌエル ファンジオⅡ以来のインディカードライバーと言うことになります。



「素晴らしい機会を与えてくれたリカルド・フンコスとブラッド・ホリンガーをはじめ、すべてのスポンサーに感謝しています。一歩一歩、インディカーでの経験を積んで、シーズンを通して進化することを目標としています。 まずはレースカーとレーストラックに慣れて、レースを完走することからスタートし、早くオーバルにも慣れるようにしたいです。インディカーは世界で最も接戦状態のレースシリーズで、レースカーのレベルも高く、非常にタフな世界です。その分、挑戦しがいもあって、そのハイレベルな世界で良いパフォーマンスを発揮して、私を信頼して機会を与えてくれた人たちの期待に応えたいと思っています。」とカナピーノはコメント。



カナピーノはアルゼンチンで最も成績を残しているドライバーの1人で、アルゼンチン国内では15回のチャンピオンタイトルを獲得、スーパーツーリングカー2000、Top Race V6、Turismo Carretera の各カテゴリーでは複数回のタイトルを獲得しています。 彼はこれまでのキャリアでシボレーとのつながりもあり、シボレーエンジンでインディカーに参戦するJHRへの加入に関しては非常にスムーズなものになりました。



また、カラピーノはデイトナ24時間レースやセブリング12時間レースにJHRから参戦し、DPiクラスのキャデラックをドライブした経験もあります。



昨年10月にセブリングインターナショナルレースウェイでカナピーノはJHRが実施したインディカーのプライベートテストでインディカーをドライブした他、その後にアルゼンチンでJHRが実施したインディカーのデモンストレーション走行でもドライブを担当していました。



カナピーノのJHR加入で、2023シーズンにインディカーシリーズでフル参戦するドライバーは27人と言うことになり、201 年シーズン以来最多となります。 また、JHRも初めての2台体制となります。



チームの共同オーナーのフンコスは、ここ数か月でアルゼンチンとインディカーの関係を強めた他、2023シーズンには北米のモータースポーツ ファンに母国アルゼンチンをプロモーションするために、アルゼンチン当局と「ビジット アルゼンチン」キャンペーン推進の新たなコラボレーションも実施します。



「世界中で母国アルゼンチンをプロモーションできることに関して、 INPROTUR (アルゼンチン観光局) の多大なる協力に感謝します。これからもアルゼンチン人として有名なインディ500を含むインディカーシリーズへの参戦を通じてアルゼンチンへの観光をアピールできることを光栄に思います」とフンコスはさらなる意欲を見せています。

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