AJフォイトレーシングが体制を強化






2023シーズンはサンティーノ・フェルッチとルーキーのベンジャミン・ペダーセンの2台体制となるAJフォイトレーシングはエンジニアリング体制を大幅に強化します。



ベテランエンジニアのマイケル・キャノンほか、レースエンジニアとしてダニエレ・クッチャローニとロベルト・ガルシアを獲得しました。



マイケル・キャノンは1980年代初頭にレースの現場でキャリアをスタートさせ、その経歴の長さは今や50年にも及びます。 カナダ、モントリオール出身のキャノンは2020年にデイルコインレーシングからチップガナッシレーシングに移籍し、その初年度にスコット・ディクソンが6 回目のシリーズタイトルを獲得するのに貢献しています。



過去にはアンドレッティオートスポーツ、エド カーペンターレーシングなどに所属し、キャノンのそのキャリアと実績は、ジャガーやマツダのスポーツカーを制作してきたリー・ダイクストラ、ローラやレイナードのデザイナーだったブルース・アシュモア、マリオを担当した他ビルヌーブのインディ500優勝に貢献したトニー・シカーリなどに並ぶ高評価を受けています。



キャノンは今回のAJへの移籍で、2019年のデイルコインレーシング在籍時に担当したフェルッチと再びタッグ組むことになるほか、チームオーナーのA.J. フォイトとキャノンの父のジョンは1964年にセブリング12時間レースでタッグを組んだ仲で、チーム社長のラリー・フォイトとの世代を継いでの再タッグともなりました。



キャノンのチーム加入だけではなく、チームはエンジニアリング体制の強化に乗り出し、11月にチーム社長のラリー・フォイトはクレイグ・ブルックスをチームマネージャーとして起用。ブルックスはテキサスとインディアナの両方にあるチームファクトリーを共に管理することになっています。ブルックスはインディライツのテクニカルディレクターを13年間務め、2016年からはIMSAのテクニカルコンサルタントも兼務してきました。



チームはインディアナポリスのファクトリーマネージャーとして、過去20年間でモータースポーツ業界の様々な管理職や技術職を経験してきてクリス・シェファーを起用。さらに6人のメカニックがを雇用しています。

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