カナーンが来年のインディ500に参戦






ベテランドライバーで2013年インディ500優勝のトニー・カナーンが来年開催される第107回インディアナポリス500に参戦することが決定しました。



今週末のハワイで開催されるトライアスロンの世界アイアンマン選手権に参加するカナーンは、ハワイよりインスタグラムのライブで自身22回目となるインディ500への参戦を発表。2013年の優勝以来の好成績だった3位フィニッシュを記録したカナーンは2023年も引き続きチップガナッシからインディ500への参戦を目指してきました。



チップガナッシレーシングの2023シーズンの体制に関しては、まだ明確な発表は無く、ジミー・ジョンソンのフル参戦取りやめによる計画見直しの影響で、カナーンの参戦発表に時間を要したとのこと。



2002年からインディカーシリーズに参戦を開始したカナーンは、2004年にシリーズタイトルを獲得。2013年にインディ500を制した他、過去21回の出走で12回のTOP10フィニッシュと史上14位となる352周のラップリードを記録。21回の出走中、15回のレースでリードしています。



2013年インディ500はKVレーシングテクノロジーから参戦し、187.433mphのレースアベレージの新記録を残しています。その他ではアンドレッティオートスポーツから参戦した2005年にポールポジション獲得を含む3回のフロントロースタートがあります。



カナーンのフル参戦はAJフォイトレーシングから参戦した2019年が最後で、以降は2020年はAJフォイトからオーバルイベントのみ参戦し、2021年はチップガナッシレーシングからインディカにデビューしたジミー・ジョンソンとシートをシェアしてオーバルレースのみ出走していました。今年はインディ500のみチップガナッシレーシングの5台目として出走して3位フィニッシュした他は、アメリカを代表するベテランドライバーが参戦するスーパースターエクストリームシリーズと母国ブラジルでストックカープロシリーズに全戦参戦していました。



カナーンはエマーソン・フィッティパルディとエリオ・カストロネベスに続くインディ500を制した3人のブラジル人の一人で、今年の大みそかに48歳になるカナーンには次回のインディ500で最年長ウィナーになる資格を得ることになります。

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