開幕戦セントピーターズバーグGPリビュー






【20万人以上の観客動員】2年振りに開幕戦として開催されたセントピーターズバーグGPは週末3日間の観客動員が20万人を突破。観客動員数を制限して実施した2019年と比較して49%の増加。



【マクロクリンがキャリア初優勝】フル参戦2年目のスコット・マクロクリンがキャリア初のポールポジションからインディカー18レース目でキャリア初優勝。最多ラップリードも記録してフルマークの54点を獲得。コロナ過で渡米ができなかった2020年シーズンは最終戦のセントピーターズバーグのみ参戦。そのデビュー戦は予選21位から22位フィニッシュ。去年はテキサスでの2位フィニッシュがベストリザルトでランキングは14位。今年は一気にタイトル争いへ?



【過去3シーズンは開幕戦優勝者がシリーズチャンピオンに】2019年=ニューガーデン。2020年=ディクソン。2021年=パロウ。開幕戦でのキャリア初優勝はパロウに続いて2年連続。



【予選10位のパロウが2位フィニッシュ】パロウは2ストップ作戦を選択。1回目のフルコースイエロー時に前から6台目でピットインして3台目でピットアウト。リスタート後のターン4で前を行くパワーをアウトからパスしてマクロクリンの背後へ。ラストピットもマクロクリンから1周伸ばしてオーバーカットを狙うもののわずかに届かずマクロクリンのすぐ背後でピットアウト。レース終盤はトラフィックに引っかかるマクロクリンを捕まえるチャンスがあるかに見えたものの、P2Pを残していたマクロクリンを捕まえることはできずに2位フィニッシュ。







【またしても給油トラブルに見舞われたハータ】予選3位からのスタートでポールスタートのマクロクリンに並びかけてターン1に飛び込むも、抑えられて2位をキープ。2ストップ作戦のハータは1回目のイエローで一緒にピットインするも給油トラブルが発生して満タンにはならず。その結果、ラストピットのタイミングを早くせざるを得なくなり、レース後半は全くペースが上げられずに5位をキープ。最後は燃料が足りなくてペースダウンしたビーケイが後ろに下がってハータは何とか4位フィニッシュ。



【グロジャンが力強い走り】アンドレッティオートスポーツに移籍しての初レース。P1でのトップタイムから予選FAST6に残っての5番グリッドスタート。イエロー中の1回目のピットストップでレイホールとステイアウトしたビーケイに前に出られるも、その2台はレース終盤に燃費走行でペースダウン。残り3周ののところで2台の前に出て5位フィニッシュ。グロジャンの昨年のロードコースフィニッシュは平均7.2位でストリートでの平均順位は20位。ストリートを克服した今、あとはオーバルレース次第ではチャンピオン争いに?



【2ストップか3ストップか?】2ストップ3スティントがセントピーターズバーグGPではこれまでの主流。しかし、今年はソフトタイヤのコンパウンドがよりグリップ重視の物へ変更。その結果すぐに温まって十分なグリップを発揮するもののラップタイムの落ち込みは早い傾向に。2ストップではどうしてもロングランが強いられるために、それを嫌ったところはイエロー発生を見込んで3ストップを選択。しかし、結局フルコースイエローは2ストップ勢に利するレース3分の1のところで発生した8周のみ。3ストップ勢は1回多い20秒のピットストップデルタタイムを回収できなかったばかりか、1周3キロ弱のコースではトラフィックに引っかかってしまってフレッシュタイヤと燃料をフルリッチで使えるアドバンテージを生かしきれず。結局、3ストップ組は8位のディクソンを最上位にあとは全員12位以下でフィニッシュ。







【佐藤琢磨は12ポジションアップの10位フィニッシュ】佐藤琢磨選手は予選前のアクシデントの影響で22番グリッドと後方からのスタート。ハードタイヤでのスタートから2ストップを選択するも、1回目のフルコースイエローのタイミングが若干早くてステイアウトするかどうかを無線でエンジニアのドン・ブリッカーと共に協議。ふつうはストラテジストがドライバーとやり取りしてストラテジストが最終判断を下すところをドライバーを直接エンジニアと細かくやり取りさせることで、具体的な燃費目標値(フューエルナンバー)とその数値に対してのラップライム維持とコースコンディションの変化などをドライバー判断に委ねるということを選択。結局イエロー中に一緒にピットイン。18位でリスタートする最終ターンの立ち上がりで、ソフトタイヤを生かすべくその時に前を行くグロジャンに大外から仕掛けるもタイヤかすを拾ってルンガーにかわされて19位へ後退。以降はフルコースイエローは無く3ストップ組の前に出ることに成功。レース終盤は超燃費走行を強いられてエリクソンにかわされるものの、ルンガーを抜き返して10位フィニッシュ。この日のThe Biggest Mover。レース後のインタビューでは弾丸トーク中に「今年もハードチャージャー賞?」と質問すると苦笑い。




8件のコメント

  1. レース後の琢磨インタビューの際
    天野さんの質問音声が毎回ほぼ聞き取れないレベルなので
    琢磨選手の回答から質問内容を想像するしかありません。
    改善されると嬉しいです。
    マイクが琢磨選手側にあり、
    天野さんがマルチタスクで難しいのは重々承知の上での希望です。
    どうぞよろしくお願いいたします。
    1. JR西デブランドさんへ
      レース後の琢磨選手へのインタビューで天野さんの質問の声が入らないのは騒々しいピットで指向性マイクを使っているのと、琢磨選手のメインスポンサーのパナソニックのロゴマークがしっかり映るように距離をおいて撮影しているためです。
      現状では琢磨選手の音声を拾うことを最優先としています。
      1. 回答ありがとうございます。
        状況は承知の上です。
        二股ケーブルで天野さん側にもマイク(手に持たなくてもカメラにくっつける)があるとか
        技術面・装備面で改善するといいなと思った次第です。
        それが難しくても
        今回のようにここで「今年もハードチャージャー賞?」といったフォローアップがあれば
        助かります。
        1. JR西デブランドさんへ

          我々もプロなので色々考えてはいますが、
          二股ケーブルなどの使用は重量増によるコネクターへの負担増で接触不良などのトラブル発生の原因になります。
          ケーブルを色々固定するにも装備などが増えてワンオペには不向きです。
          更にマイクが2つになると2つのマイクの音声レベルのバランスを取る必要もあって音声ミキサーなどが必要になります。
          そうしないとほとんどのケースで音声レベルがそろいません。

          TV番組のロケなどでは必ず音声スタッフがカメラマンとは別にいて
          大きなミキサーを首から下げてガンマイクを振ったりレベルを調整しているのできれいに音声が入るのです。

          サーキットの現場は皆さんの想像以上に騒音が激しいです。
          レースカーが燃料ラインの燃料を燃やすのにエンジンをかけたり、サポートレースが始まったりします。

          現状でも技術的には全く素人の天野さんにすべてを託して生放送でのインタビューをお届けしているという状況では
          かなり上出来だと思っています。
          あのインタビューだけの為に現場に行っている人や私であれば何とかなるかもしれませんが、
          天野さんは他にもやることがあるので大変なのです。

          今回はサポートレースのウォームアップが始まってしまって天野さんの声が全く入らなかったのと
          最後の質問は私が天野さんん日インカムを通じてしてもらったという状況でした。
          1. ご回答ありがとうございます。
            現状、最善の状態でお届けいただいてること、理解することができました。
            ご丁寧にありがとうございました。
          2. JR西デブランドさんへ
            現状に甘んじているわけではないので、色々模索は続けていきたいと思います。
  2. パロウのピット作業での追い抜きを見て思ったのですが、ピットボックスの位置って
    ピット出口に近い方が有利 と考えて良いのでしょうか❔
    もちろん、ガナッシュ作業スキルが素晴らしいのは間違いないですが

    また、ピットの位置はレース毎に抽選なんでしょうか、または成績順とかあるんでしょうか

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