インディ500用エアロのスペックが変更に
インディカーは以下のように今年のインディ500でのエアロキット規定を発表しました。
4月6日の新型エアロキットテストで得られたデータを精査した結果、インディ500においてアンダーウイングのサイドウォールを9mm下方向に延長することを許可する。
こちらがアンダーウイングです。
アンダートンネルとも呼ばれますが、インディカーはF1などとは違ってボディ本体の下に空気を通して車体全体でダウンフォースを稼いでいます。
このアンダーウイングのサイドウォール(矢印部分)を延長することによって、横方向に漏れる空気量を減らしてより強いダウンフォースを発生させようということです。
今回は下記のドームスキッドプレートを車体下部に装着することになって若干車高が上がったために、それによって失われるダウンフォースを取り戻すことが目的のようです。
ちなみにロードコースではダウンフォースを弱めるためにサイドウォールは取り払われています。
さらに
今年のインディ500ではドームスキッドプレートの装着を全車に義務化し、アンダーウイングストレーキの使用は禁止する。 とルールブックに追加するとしています。
ドーム型スキッドプレートは今回から新たに追加される空力パーツで、レースカーが高速でスピンした時に車体が浮き上がらないようにするためのものです。レースカーが横を向いた時には従来の約6倍のダウンフォースを発生させるといわれています。
アンダーウイングストレーキはこちら。
ダウンフォースを増加させるためのものですが、こちらの使用は禁止となりました。