さらなる持続可能性の拡大を実施するファイアストン






現地2月23日にブリヂストン・アメリカはインディカーシリーズにおいて、さらなる持続可能性の拡大を実施することを発表しました。



まずはゴムの木から抽出される天然ゴムに代わって、砂漠に生えるグアユール(英語発音ではワイユーリー)という低木から抽出されたゴム成分で製造された”グリーンタイヤ”が、今シーズン開催される17レース中、5回あるすべてのストリートレースで”ソフトタイヤ”として使用されます。



ブリヂストン・アメリカは、2012年にアリゾナ州メサにグアユール原料の加工を行うための研究センターを建設し、グアユールから生成される原料を使用した製品の研究を開始。 現在はアリゾナ州エロイにグアユール栽培のための281エーカーの農場を運営しています。



2022年にはグアユールから生成された新素材をタイヤのサイドウォール部分に使用して製造されたレーシングタイヤを、ナッシュビルで開催されたストリートレースで”ソフトタイヤ”として実践投入していました。



続いて、グリーンタイヤの他にも、今シーズン使用されるレースタイヤの大部分は、エネルギー効率の高い Advanced Test Production Center (ATPC) で製造されます。このATPCはオハイオ州アクロンにあるブリヂストンの工場を拡大して新設された施設で、持続可能な原材料の透明性とトレーサビリティについて、持続可能性を検証する国際機関によってと炭素認証 (ISCC) PLUS の認定を受けています。



最後に、第107回インディアナポリス500では、すべてのレース イヤにリサイクルプラスチックで作られた ISCCマスバランス認定合成ゴムを使用します。 ISCC(International Sustainability and Carbon Certification:国際持続可能性カーボン認証)とは、持続可能なサプライチェーンを実現・担保するための国際認証で、ISCC PLUSは、全世界に販売される主にバイオマスや再生由来等の原料を対象としています。マスバランスとは製品製造の過程において、生物由来の原料とその他の原料など複数の種類の原料をした素材を一定量使用することを意味します。



ISCC PLUS 認定を受けたオハイオ州アクロンにあるATPCですべてのレースタイヤを製造することにより、ブリヂストンはグアユール農場での原木の栽培からレース走行までの持続可能性を一貫して追求できることになります。

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