インディカーが新たにメディカルユニットを導入






インディカーと長年のメディカルパートナーであるIndiana University Health(IUヘルス=インディアナポリス州立大学病院)は2023シーズンより新たに移動式医療トレーラーの「メディカルユニット」を導入しました。
様々な医療機資材を搭載し、イベント中に発生した傷病者の手当てを行うこのメディカルユニットは2月2日にカリフォルニア州で実施されたオープンテストから運用が開始され、2023シーズンはインディカーとインディNXTの全てのイベントに帯同して運用されることになっています。







これまでインディカーのメディカルチームは現地のそれぞれの医療施設と移動式トレーラーを併用してきましたが、今回のメディカルユニットの導入は全てのイベントで同じ高水準の医療環境を整備することを目的としています。

「今回のメディカルユニットの導入によって、インディカーにおける医療体制はモータースポーツ界においても、さらにレベルの高いものとなり、傷病者の対応に関してはこれまでよりも、さらに進んだものになるでしょう」とインディカーのジェイ・フライ社長はコメントしています。

メディカルユニットの概要や搭載される主な救命救助資機材は以下の通りとなります。

■2台のベッドと4つの区画で同時に治療ができる治療室
■可搬型レントゲン撮影装置
■整形外科医療に必要な医療器具
■蘇生の為の救命救助資機材
■ドクターや看護師のワークスペース
■軽傷者向けの診察室
■レース中継やセーフティビークルからのライブ映像受信装置と大型映像モニター







このメディカルユニットは毎レースで開催レーストラックのメディカルチームとの協力体制のもとでベストポジションに配置され、イベント開催中の全ての時間帯で運用され、インディカー・メディカルディレクターのジュリア・バイザー先生が常駐します。

このメディカルユニットの内部については、2月25日(土)23時より1時間枠で放送する開幕前の特番内でご紹介します。https://www.gaora.co.jp/motor/3645040




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