アイオワ・ダブルヘッダーで特別ルールを実施






今週末にアイオワスピードウェイで開催されるダブルヘッダーレースでは、新たに特別ルールが適用されます。

土曜日午前中に実施される予選終了直後から、午後の250周の決勝レースまで車両保管が行われ、チームは予選用セッティングから決勝用セッティングへの変更が限られた箇所以外は禁じられます。

タイヤも予選で使用したセットをそのまま午後の決勝レースで使用しなければなりません。

翌日日曜日にはプラクティスセッションは無く、午後に300周の決勝レースが実施されますが、このレースに向けてはセッティング変更が許可されます。

7月20日にインディカーが発行したブルテンで以下のルールが追加されています。

8.4.2.3. すべてのレースカーは予選アテンプト終了直後に、指定のエリアに車両保管される。車両保管中の指定の時間帯に最大3人までのメカニックが保管中のレースカーに以下の作業のみ実施することができる。
●フロントウイングとフロントウイングエンドプレートの角度調整
●タイヤの空気圧調整
●冷却用タオルの使用
●ドライバー用冷却ファンの設置
●ドリンクボトルの設置
●無線機の設置
●バッテリー交換
●データダウンロード用ケーブルの接続
●チーム設置の車載カメラのSDカード交換
●エアロスクリーンのテアオフの撤去、もしくは交換
●車体の継ぎ目に貼るヘリコプターテープの撤去、もしくは交換
●スペアのステアリングホイールの準備
●電気系装置冷却用ファンの設置
●クールスーツの冷却水の交換(クールスーツ使用可の場合)
●エアロスクリーントップダクトとフィルターの設置

連続2周の予選走行と連続で最大80周近く走る決勝レースのセッティングは大幅に異なっているため、チームはその大きなギャップの妥協点を探さなければなりません。さらに、レーストラックの状況もどんどん変化していくために、決勝レースの250周もかなり難しいものになる可能性があります。

土曜日の250周レースの終了後には、チームは日曜日の300マイルレースへ向けてセッティング変更をすることができますが、日曜日の気温は土曜日よりも5度前後下がることが予想されるうえに、日曜日にはプラクティスセッションは無いので、日曜日の300マイルレースもチャレンジングなものとなりそうです。

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