【プラクティス3 リザルト】
気温21度 路面温度32度 湿度74％ あめくもり
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6378/2024-05-15/indycar-results-p3.pdf
【降雨の影響で5時間遅れで開始】
前日の降雨の影響を受けて、正午から6時までのセッションを朝10時から午後6時までの7時間に変更するも、前夜からの雨は降り続き、午後3時5分にグリーンフラッグ。途中何回か霧雨によるイエローが出され、セッション終了1時間前に出されたイエローのままで午後7時を迎えて2日目が終了。
【マクロクリンが最速】
この日は殆どのドライバーがセッション開始直後から集団走行を実施。78周を走行し、14周目に229.493mphを記録したスコット・マクロクリンがこの日の最速に。マクロクリンは「今日は多くのことを試す忙しい1日だったが、レースカーの調子はよくてかなり仕上がっている」とコメント。
【ペンスキー勢がTOP5に3台】
2番手には60周を走行して21周目に229.493mphを記録したウィル・パワーが続き、72周を走行したジョセフ・ニューガーデンも37周目に227.675mphを記録して全体4番手。ペンスキー勢は3台すべてがTOP5に。
【佐藤琢磨は予選セットに専念して単独走行では最速】
3人のチームメイトが決勝セットで走る中で佐藤琢磨選手だけは予選セットののみを実施。なかなかクリーンエアでの単独走行ができない中で、5セットのタイヤを使用して5回の予選シミュレーションランを実施。単独走行のNTS（No Tow Speed)）では221.219mphの最速スピード。集団でのドラフトが効いた中では229.493mphで15番手。予選セットで確認したいことの8割は出来たとコメント。
【佐藤琢磨選手のセッション終了後のコメント】
結果的にはあまり予選走行をしている車がないなかでのトップスピードなので、スピード的には満足している物ではありません。今日は予選セットっでメカニカル的に試したいことをどうしても確認したかったので予選走行に徹しました。完全に単独走行ができたのは2回くらいしかなくて、かなりスリップストリームの影響は受けました。タイヤは5セットほど使いましたが、どれも2，3周しか走行していないので、今後の集団走行のチェックの時に使えるので問題はありません。今日やりたかったことは8割ほどできたので、そのことには満足しています。ただ一つだけやりたいことを残したので、それを明日試すかはこれから決めますが、基本的にはレースセットに専念し、今日のデータは解析してファストフライデーに備えたいと思います。
【インディ500制覇に気合が入るオワード】
アローマクラ―レンのパト・オワードは226.965mphで7番手。オワードは2019年にカーリンから参戦して予選落ち。昨年のインディ500では39周をリードし、レース終盤2位争いでエリクソンと接触してクラッシュに終わったものの、2020年からの3大会では6位、4位、2位、と3年連続でTOP6を記録。2021年以降の3レースではトータル82周をリードし、これを超えるのパロウの118周とディクソンの102周のみ。
【ベテランハンターレイが9位】
2014年インディ500チャンピオンのライアン・ハンターレイは昨年に続いてドレイヤー＆レインボールドレーシング（DRR）からの参戦。これまでラストロースタートが多かったDRRは昨年のインディ500ではハンターレイが中段グリッドとなる予選18位から11位フィニッシュするなど、大幅に戦闘力をアップさせている。ハンターレイの担当エンジニアには古くはニューマンハースに在籍してマンセルを担当し、 最近までマルチマチックに在籍していたピーター・ギボンズを起用。さらなるテコ入れを図る。
【予選出走順を決めるくじ引き】
金曜日（ファストフライデー）のセッション終了後に行われる恒例の予選出走順を決めるくじ引きですが、くじを引く順番は金曜日のリザルトによって決定されます。もし、金曜日が雨で走行ができなかった場合には木曜日の結果順でくじを引くことになります。現地点では金曜日の天候悪化が予想されているので、明日のセッションで上位に進出することが重要視され始めています。しかし基本的にくじ引きの結果とくじを引く順番には相関関係は無いとされています。
【エリオがスペシャルヘルメット】
昨年12月に急逝したジル・ドフェランのヘルメットデザインを取り入れたスペシャルヘルメットでインディ500を出走。
【5月16日（木） 3日目のスケジュール】
10:00－18:00 プラクティス