第108回インディ500 第1日目 雨で23分間で終了


Indianapolis, IN – during the Indianapolis 500 at the Indianapolis Motor Speedway. (Photo by Joe Skibinski | IMS Photo)




【プラクティス1 リザルト】
気温18度 路面温度24度 湿度82% くもり/あめ
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6375/2024-05-14/indycar-results-p1.pdf

【降雨のために23分で打ち切り】
午前9時3分に第108回インディ500で最初の公式走行セッションとなるプラクティス1がスタート。曇天も未明に雨はなく予定から3分遅れでグリーンフラッグが出されるも、開始23分後に霧雨でイエローに。レースコントロールは天候回復を考慮して途中2時間のブレイクを取りやめて、午後6時までの連続セッションに変更するも、雨脚は強まる一方で午後2時に中止が決定。セッションが雨の影響を受けるのは2023年5月16日の1日目以来。

【最速はディクソン】
2008年インディ500チャンピオンのスコット・ディクソンは9周を走行して229.107mphを記録しこの日の最速に。ディクソンのトップスピードは集団走行での記録。ディクソンはインディ500予選では現役最多の5回のポールポジション(09年、15年、17年、21年、22年)。

【スポット参戦のマルコが2番手】
インディ500のみスポット参戦するマルコ・アンドレッティが集団走行で228.399mphを記録して2番手。マルコは2020年にポールポジション獲得。決勝でのベストリザルトはデビューイヤーの2006年の2位。

【佐藤琢磨は3番手】
予選セットを重視する佐藤琢磨選手は予選トリム確認での単独走行で6周を走行して225.551mphで3番手。実際には完全な単独走行のNTS(No Tow Speed=前との間隔が7秒以上)は記録できず。琢磨選手のこれまでのインディ500での初日の記録は2023年は1位(チップガナッシ)、2022年は1位(デイルコイン)、2021年は3位(RLL)、2020年は13位(NTS7位)、2019年は14位。2018年は14位。2017年は10位。

【佐藤琢磨選手のコメント】
チームリリースが出ていないためにコメントはありません。


【シボレー最速は4番手オワード】
今回はホンダエンジンが18台、シボレーエンジンが16台。初日のシボレー勢での最速はパト・オワードの224.993mphの4番手。

【RLLが好調】
5番手にはレイホールレターマンラニガンレーシング(RLL)のクリスチャン・ルンガーの223.844mphでRLLはTOP5に2台を食い込ませた唯一のチームに。RLLは昨年のインディ500では4第をエントリーし、予選2日目にはキャサリン・レッグ以外の3台が最後列グリッドを争う展開で、グラハム・レイホールが予選落ちに。

【もう一人の1100マイル挑戦】
今年のインディ500では2021年NASCARカップチャンピオンのカイル・ラーソンがインディ500にデビューするとともに同日開催のNASCARカップシリーズのシャーロット600とダブルエントリー。014年のカート・ブッシュ以来の1100マイル挑戦に。さらに元NASCARカップチャンピオンでインディカーにも参戦したジミー・ジョンソンがインディ500とシャーロット600の両方でTV解説を担当。ジョンソンは2022年にインディ500に参戦。予選12位から193周目にクラッシュして28位に終わっています。







【インディ500→シャーロット600 1100マイルトライの過去の成績(500/600)】
1994年 ジョン・アンドレッティ 10位/36位
1997年 ロビー ・ゴードン 29位/41位
1999年 トニー・スチュアート 9位/4位
2000年 ゴードン 6位/35位
2001年 スチュアート 6位/3位
2002年 ゴードン 8位/16位
2003年 ゴードン 22位/17位
2004年 ゴードン 29位/20位
2014年 カート・ブッシュ 6位/40位

※インディ500最上位は6位のゴードン、スチュアート、ブッシュ
※シャーロット最上位は2001年スチュアートの3位
※両レースの結果を足した最少は2001年スチュアートの9

【チームペンスキーが大勢を変更】
#2ストラテジスト=ティム・シンドリック(謹慎)→ジョン・ボーズログ→ジョナサン・ディギッド
ディギッドはIMSAプロジェクトのマネージングディレクター。
エンジニア=ルーク・メイソン(謹慎)→ラウル・プラドス
#12ストラテジスト=ロン・ルゼフスキー(謹慎)→デイビッド・ファスティーノ→ジョン・ボーズログ
ファスティーノはエンジニア兼務からエンジニア専任へ。
エンジニア=デイビッド・ファステイーノ

【コースイン1番乗り】
第108回インディ500で最初のセッションのコースイン1番のりはロマン・グロジャン。1984年以降で初日走コースイン番乗りで優勝した例はない。2014年のカストロネベスと2006年のマルコは2位。ポールポジション獲得は2012年のブリスコーが最後。2021年は佐藤琢磨選手で予選15位決勝14位。

【5月15日 2日目のスケジュール】
12:00-18:00 プラクティス

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