【インディアナポリス・グランプリ リザルト】
気温22度 路面36度
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6301/2024-05-11/indycar-officialraceresults.pdf
【パロウが今季初優勝でインディGPを2年連勝優勝】
去年のインディGPのウィナーのアレックス・パロウがポールトゥウィンで今季初優勝。キャリア10勝目。ソフトタイヤでのスタートダッシュで逃げ切りを狙うも、スタート直後のターン1でルンガーにかわされてまさかの2位後退。3ストップ作戦で20周目にハードタイヤに交換するも3周前にピットアウトしていたウィル・パワーに前に出られて3位へ後退。しかし、2回目のピットまでハードタイヤで引っ張ってパワーとルンガーのあとにピットストップして前にいたその2台をオーバーカットすることに成功。残り19周のところでフルコースイエローとなって2位のパワーとの差が無くなるも、うまくリスタートでパワーを突き放して最後は6秒差をつけてレースフィニッシュ。これでパロウはポイントリーダーへ。キャリア10勝目もオーバルでの優勝はまだない。
【パワーが今季3回目の2位フィニッシュ】
予選3位からハードタイヤでスタートしたパワーは17周目にTOP5では一番最初にピットインしてと手時の新品ソフトに交換。パワーの2周後にピットインしたハードタイヤのパロウを抜いて2位へ。2回目のピットストップではパロウにオーバーカットされて3位へ後退。TOP4台が同時に入った最後のピットストップでルンガーを逆転して2位へ。その4周後にギオットのスピンでフルコースイエローになるも、最終スティントは誰よりも使い込んだユーズドソフトタイヤのパワーは、リスタートでパロウに仕掛けるも前に出ることはできず、最終的にはパロウに6秒話されての2位フィニッシュ。今季3回目の2位フィニッシュで、パワーの最後の優勝の2022年デトロイト以降では7回目の2位フィニッシュ。ポイントは2位をキープ。
【ルンガーは35周リードも3位】
フロントローアウトサイドスタートのクリスチャン・ルンガーはポールポジションのパロウがソフトタイヤを選択した中でハードタイヤでのスタートを選択。しかしながら、スタート直後のターン1でパロウの前に出ることに成功し、レースの前半を支配。2回目のピットストップでパロウにオーバーカットされて2位へ後退。3回目のピットストップでは同時にピットストップしたパワーにも抜かれて3位へ後退。最後は新品ソフトタイヤで81周目に自己ベスト更新するもパワーを捕まえることはできずに3位フィニッシュ。今季ベストフィニッシュでランキング9位に。
【チップガナッシ勢がTOP5に3台】
パロウが優勝したほか、スコット・ディクソンが4位フィニッシュ。マーカス・アームストロングがキャリアベストとなる5位フィニッシュ。TOP5に3台が入ったほか、インディGPでは昨年5月優勝のパロウ、8月優勝のディクソン、そして今回のパロウの優勝で3連勝に。
【ハータがThe Biggest Mover】
ポイントリーダーだったコルトン・ハータは予選のラウンド1では燃料切れでソフトタイヤでの計測ができずに、予選24位に。予選直後は不機嫌になるも、結果的に手元に残った3セットの新品ソフトタイヤ3セットを有効に生かす作戦を展開。最終的には7位フィニッシュしてThe Biggest Moverw用を獲得。ランキングでは25点差の4位に後退。
【ローゼンクイストも17ポジションアップ】
ローゼンクイストはスタート直後の混乱で最後尾27位まで後退。 早めの3ストップがアンダーカットに繋がりハータ同様に17ポジションアップで10位フィニッシュ。 4戦連続TOP10フィニッシュでランキングは5位。
【フェルッチVSグロジャン紛争ぼっ発】
前回のアラバマGPでの接触に端を発し、今回のインディGP決勝前のウォームアップセッションでも2台は接触を繰り返して、フェルッチはグロジャンに対して中指サイン。インディGP決勝レースでも2周目に接触してグロジャンがコースアウト。結局、フェルッチはブレーキトラブルでDNF。グロジャンは予選23位から12位フィニッシュ。
【いよいよインディ500がスタート】
コースをロードコース仕様から元に戻して、火曜日から第108回インディアナポリス500のプラクティスセッションがスタート。第108回インディ500のタイムスケジュールはこちら。