第107回インディ500、7日目は琢磨3位でパワーが最速






【第107回インディ500 7日目】
気温28度 路面温度50度 湿度30% はれ

【プラクティス8 リザルト】
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6199/2023-05-18/indycar-results-p4.pdf

【ペンスキー、パワーが最速に】
現地午後1時から2時間で行われたプラクティス8は気温が28度を超え、これまでで最も高い気温の中での走行セッションとなった。本番へ向けてのエンジン交換前最後のセッションで、決勝日の予報気温とほぼ同じということで、各車はエアロバランスやタイヤの消耗などをチェック。前日の予選で12番グリッドを獲得したチームペンスキーのウィル・パワーが88周を走行して、58周目に229.222 mphを記録してこの日の最速に。シボレーが最速となるのは予選初日前のプラクティス6のトニー・カナーン以来。

【佐藤琢磨は3番手】
58周を走行して35周目に 228.382mphを記録して3番手に。最終的なエアロパッケージを煮詰めるべく今年導入されたエアロパーツを積極的に使うか、昨年ベースのエアロパッケージを使用するか確認作業を実施。トラフィックの中での情報収集に作業に集中した。







【佐藤琢磨選手のコメント】
今日はやりたいことの半分くらいしかできませんでした。あとはカーブデーで合わせ込むしかありません。まだエアロパッケージの方向性が定まっていない状況で見直しなどもやっていてちょっと苦労しています。最低限のダウンフォースプラスアルファに持っていきたいです。今年からアンダーウイングストレーキが使えるようになってダウンフォースが増やせるのですが、車高が高くなるのが難点で、去年のストレーキなしのセットも試してみました。どちらがいいのかは結局答えが出なかったので、カーブデーで再確認するしかありません。このような状況だったので、トラフィックの中で激しく動くようなことはせずにデータ収集に集中しました。このデータを基にカーブデーで仕上げたいです。脚周りは前からやりたかった2種類を試せたのは良かったです。材料はそろったので方向性は見えてきました。カーブデーでは自分の満足できるところまで持っていけると思います。一応、木曜日のセットもレースできる状態までは持っていけているので、保険としてキープしてあります。日曜日は暑くなりそうなので、気温が高くなってダウンフォースが減った方が自分には有利になるでしょう。暑くなればなるほどいいです。これから3日間は走行はないのでエンジニアとじっくりと洗いなおして、金曜日のカーブデーはいい形で走って万全の状況にしていきたいです。







【ウィルソンとレッグがクラッシュ】
セッション開始から70分経過後にターン1でステファン・ウィルソンの後方にキャサリン・レッグが衝突。2台は絡み合うような形でサウスシュートの外側のウォールにクラッシュ。レッグは自力でレースカーから降りるも、レースカーのノーズからSAFERウォールに突き刺さるような形でクラッシュしたウィルソンは自力で出ることができず。担架で救急車に乗せられてメソジスト病院へ搬送されました。ウィルソンには意識があり、担架の上では手を上げてサムアップし、意識があることをアピール。メソジスト病院の診断の結果、第12胸椎の骨折と判明。引き続き病院で精密検査を行い経過を見ることになっています。これでウィルソンの第107回インディ500欠場が決りました。ウィルソンは土曜日の予選で 231.648mphを記録し、5回目のインディ500出走に向けて25番グリッドを獲得していました。今後についてはチームは追って発表するとしています。レッグは異常なしと診断され、メディアセンターからリリースされています。



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【予選2日間で85000人の観客動員】
土曜簿と日曜日の2日間で85000人の観客動員。過去10年では最多。


【ドライバー全員記念撮影】
予選翌日の恒例のグリッド獲得全ドライバーによる記念撮影を正午過ぎに実施。一人遅刻してきたフェリックス・ローゼンクイストは盛大な拍手で迎えられた挙句にお仕置きを受けることに。



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【次回の走行は 5月27日(金)カーブデー】 
11:00-13:00 ファイナルプラクティス
14:30-16:00 ピットストップチャレンジ

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