アイオワ250レース2はパワーが制してペンスキーがスイープ


Newton, IA- during the HyVee Iowa Weekend in Newton, IA (Photo by Travis Hinkle | IMS Photo)




【アイオワ250レース1 リザルト】
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6441/2024-07-13/indycar-results-quals-r2.pdf

【予選22位のパワーが優勝】
前日のレース1では予選4位から3回もペナルティを科せられて18位に終わっていたウィル・パワー。その前に行われた予選では2周目でミスしてレース2は予選22位。レース前半は19位で燃費走行を続ける低空飛行。燃費走行に徹した結果、100周目を前に各車が1回目のルーティンピットストップを始める中でステイアウトを続けてラップリーダーに。その直後にカナピーノがバックストレートでストップして101周目にコーション。ピットオープンでピットインしたパワーはパロウの背後でピットアウトして2番手。その後はずっとパロウの背後の2番手につけ、勝負はアンダーグリーンでのラストピットへ。205周目にピットインしたパロウに対して1周遅らせて206周目にパワーはピットイン。そのインラップ直前に自己ベストを更新したパワーはパロウの前でピットアウト。その後はパロウを押さえこんだままでレースをリードしてレースフィニッシュ。これで、今季2勝目、通算43勝目。予選22位からの優勝でThe Biggest Moverに。通算勝利数ではマイケル・アンドレッティの43勝を抜いて単独4位へ。



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【イエローが少なかった中でオーバーカットが優勢へ】
250周のレースでコーションは2回。パワー以外は2回のルーティンのピットストップが共にアンダーグリーンでのピットインとなり、いずれのケースでもタイヤの消耗が少なかった影響でオーバーカットが有利に。ポールスタートだったマクロクリンはパロウにオーバーカットされて2位へ後退。オーバーカットでレースリーダーに立ったパロウはパワーにオーバーカットされて2位へ後退。

【最終ラップに多重クラッシュが発生】
最終ラップのバックストレッチで8位にいたアレクサンダー・ロッシが燃料切れでスローダウン。これを避けられなかった周回遅れのスティングレイ・ロブが追突して宙を舞い、着地と同時に激しく横転を繰り返したのちに停止。その後方では急減速を余儀なくされた、カークウッドとカーペンターがスピンしてクラッシュ。ロッシは7位から1周遅れの15位、カークウッドは10位から16位。カーペンターは1周遅れの20位から2周遅れの22位へ。2レース連続でもらい事故に巻き込まれたカーペンターは激怒。ロブはヘリコプターでデモインの病院に搬送されるも精密検査ののちに異常なしとして夜にはリリース。











【ディクソンはアイオワで優勝できず】
2レース共に4位フィニッシュ。アイオワでは20レースでポールポジションは3回も未だに勝利無し。 セントピート、バーバーに続く未勝利トラック(過去5年開催)。

【ニューガーデンがラップリード無し】
昨年はアイオワで2レースとも制したジョセフ・ニューガーデンはレース1が3位。レース2は7位でラップリードは無し。

【再舗装の評価は分かれる】
NASCARカップレースの初開催備えて、5月にターン1-2とターン3-4が再舗装されたアイオワスピードウェイ。これまでのバンピーだったキャラクターが一変してスムーズな路面になり、ラップタイムが大幅にアップ。予選ではトラックレコードが更新されるも、逆にレース中のオーバーテイクは難しくなり、多くのドライバーが状況悪化をコメント。その中で今季ベストとなる8位フィニッシュレイホールだけはコースコンディションは良くなったと評価。







【次回はカナダトロント】
シリーズ唯一のアメリカ以外での開催となるカナダのオンタリオ州トロントでのストリートレース。7月21日(日)深夜2時より生中継。
https://www.gaora.co.jp/motor/3878680

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