ルンガーがアローマクラーレンへ移籍






現地7月2日、アローマクラーレンは2025年シーズンのドライバーラインナップを発表。パト・オワード、ノーラン・シーゲル、クリスチャン・ルンガーの3台体制となります。

今シーズンはレイホールレターマンラニガンレーシング(RLL)に在籍しているルンガーはアレクサンダー・ロッシに代わってNo.7 をドライブします。2023年シーズンランキング9位だったロッシはわずか2シーズンでチームを離れることになりました。

デンマーク出身のルンガーは2022シーズンよりRLLからインディカーシリーズにフル参戦を開始してルーキーオブザイヤーを獲得。2023シーズンにはトロントでのポールトゥウィンを含む2回のポールポジションと3回のTOP3フィニッシュを記録しています。

渡米前はアルピーヌの育成ドライバとしてFIA F2選手権に参戦。2020年21年の2シーズンで通算2勝を含む9回のTOP3フィニッシュを記録しています。2019年にはFIA F3選手権にアルピーヌから参戦し、1勝を含む2回のTOP3フィニッシュと2回のポールポジションを記録しました。

これで、アローマクラ―レンは19歳のシーゲル、25歳のオワード、22歳のルンガーという若手ドライバーでのラインナップとなります。

移籍に関してルンガーは「2025年アローマクラーレンでレースができることをうれしく思います。ザック・ブラウン、ギャビン・ワード、トニー・カナーンやチームと共に参戦できることは非常に光栄です。パト、ノーランともうまく協力してやっていけるように頑張ります。今はRLLと共に今シーズンに全力で臨むことに集中しています。2024シーズンはまだ折り返したばかりですが、残りの9レースで最高のパフォーマンスを発揮できるように全力を尽くします」とコメント。

アローマクラーレンチーム代表のギャビン・ワードは「クリスチャンはこのシリーズに参戦してまだ数シーズンですが、十分に実績を残していて実力を証明しています。パトとノーラン同様に我々が求めているスピードと可能性を持ち合わせています。3人はインディカーシリーズで最年少のトリオですが、その方向性がF1でのランド・ノリスとオスカー・ピアストリの二人が実績を残しているように大いに期待ができます。私たちは高いパフォーマンスが長期間で継続できることを目標としていて、3人のドライバーは素晴らしいパートナー企業の継続的なサポートによって、2025年シーズンに3人のドライバーが大きく飛躍できることを期待しています」とコメントしています。

ルンガーのアローマクラーレン加入によってアレクサンダー・ロッシがチームを離れることになります。2016年インディ500チャンピオンのロッシは、2023年にチームへ加入。ここまでに3位フィニッシュを2回記録していました。

そのロッシは「ザック、ギャビン、トニーとはこの数ヶ月にわたって多くの話し合いを行いましたが、新たな契約の合意には至りませんでした。結果的には別々の道を行くことになりましたが、新シーズンの契約に関してはすぐに良いニュースをお届けできると思います。2024年シーズンでのランキングトップ5入りを目指して、パパイヤカラーでのレースに集中していきたいと思います」とコメントしています。

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