モントレーGPでパロウが圧勝の今季2勝目






【モントレーGP リザルト】
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6311/2024-06-23/indycar-race-results.pdf







【パロウがポールトゥーウィンで今季2勝目】
タイヤ戦略と燃費戦略が錯綜する中で、ハードタイヤとソフトタイヤの両方でハイペースのラップを重ねたアレックス・パロウがポールトゥウィンで今季2勝目。ラグナセカでは通算2勝目、キャリア11勝目を記録しました。95周のレースで48周をリードしてフルマークの54点を獲得してポイントリーダーとなっています。パロウはハードタイヤでスタート。オープニングラップのターン2でカークウッドに前に出られて2位に後退。1回目のピットストップでロッシとハータにアンダーカットされて4位へ後退。36周目にギオットがクラッシュしてイエローになるも、ここはステイアウトしてリーダーへ復帰。ハードタイヤのロングランでハイペースを維持できる自信をつかんだパロウはレッドタイヤでのスティントをミニマムにする作戦を選択して、ハータに22秒差をつけたところで56周目にアンダーグリーンで2回目のピットストップ。それまでのリードが効いて3位でピットアウト。イエローに合わせて早めのタイミングでのピットストップになっていたロッシとハータはロングランでペースが上がらず、パロウは難なくリーダーへ復帰。最後のピットストップも余裕でハータの前でピットアウト。レース終盤15周の間に3回のイエローになるも、リスタートで背後のハータをしっかり押さえてそのままリードを維持してフィニッシュ。イエローでステイアウトした作戦に関しては、パロウも戦略的に正しいのか混乱するも、チームの指示通りに走って作戦を無事遂行。

【今季2回目の2位フィニッシュのハータ】
予選4位のハータはハードタイヤスタート。1回目のピットストップをパロウより1周早く入ってアンダーカットに成功。しかし36周目のギオットのクラッシュによるイエローで2回目のピットストップを行ったことにより、残り1ストップで走りきるには燃費的に厳しい展開に。ソフトタイヤをショートスティントにしてハイペースで飛ばすパロウに対して、燃費走行のハータは引き離される展開に。レース終盤には立て続けにイエローが出てパロウとの差が無くなるも、いずれのリスタートでもパロウをとらえることは出来ずに、そのまま2位フィニッシュ。今季2回目の2位フィニッシュでポイントも7位から4位へ。

【グロジャンが4位でチーム史上最上位】
今シーズンにフンコスホリンガーレーシングへ移籍したロマン・グロジャンが今季ベストとなる4位フィニッシュ。フンコスホリンガーレーシングにとってはインディカー参戦以来ベストリザルトに。予選8位だったグロジャンは最終スティントでハードタイヤを選択。前を行く3位のロッシは早めのピットタイミングでソフトタイヤに替えており、ロッシがタイヤを消耗するレース終盤にロッシを逆転できる大きな可能性があった。しかし、レース終盤の3回のイエローでロッシはソフトタイヤを温存。グロジャンはリスタートの度にロッシに並びかけるも、スタートダッシュで有利なソフトタイヤを履くロッシの前に出るには至らず。昨年はアイロットが5位フィニッシュしてチームベストリザルトを記録。今回はさらに1ポジション更新して今度は初表彰台を目指す。



Salinas, CA – Grand Prix of Monterey Firestone INDY NXT race at Weathertech Raceway Laguna Seca in Salinas, California. (Photo by Chris Jones | IMS Photo)




【シーゲルが12位フィニッシュ】
先週に電撃的にアローマクラーレンと複数年契約を交わしたノーラン・シーゲルは予選23位から12位フィニッシュして11ポジションアップのThe Biggest Moverに。シーゲルは12位走行中の41周目にターン2で単独スピン。これで最後尾まで落ちるも、レース終盤の混乱の中を生き残って12位フィニッシュ。



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【パワーがポイント2位をキープ】
前回ロードアメリカGPで丸2年ぶりの勝利を挙げたウィル・パワーは今季ワーストの予選15位。オープニングラップでは飛びだして最後尾の27位まで後退。 そこから巻き返して7位フィニッシュ。 ポイント2位をキープ。

【次回はハイブリッドPUデビューのミッドオハイオ】
シーズンは後半戦に突入。ミッドオハイオ・インディ200は7月7日(日)深夜2時30分から生中継。
https://www.gaora.co.jp/motor/3878680

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