ロードアメリカGPはランクイストが初ポールポジション






【予選リザルト】
気温15~21度 路面温度21~30度 湿度92~68%
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6411/2024-06-08/indycar-results-quals.pdf

【雨の予選】
小雨の中で始まった予選は、ウェット宣言が出されて各車レインタイヤでの出走に。予選ラウンド2で雨は上がり、予選FAST6開始時には走行ラインの8割は乾き始めていた状況。ウェットでの予選は2023年トロント(ドライ→ウェット→ドライ)以来。 2015年ルイジアナでは予選セグメントのグループ2のスタート直後に雷雨が強まり予選は中止。







【ルーキーのランクイストが初ポールポジション
チップガナッシレーシングのルーキーのリナス・ランクイストがキャリア初のQ2進出。キャリア初の予選FAST6進出を経て、キャリア初のポールポジションを獲得。FAST6では1台だけレインタイヤでピットアウトするも、すぐにソフトタイヤに変更。その3周目に記録した01:45.1519がファステストラップとなって、その後にニューガーデンのクラッシュでレッドフラッグに。その前にフィニッシュしたコルトン・ハータはランクイストを更新できず。コース上ではカークウッドとアームストロングが計測中であったもののレッドフラッグで予選はそのまま終了に。ランクイストは第3戦アラバマGPでキャリア初表彰台となる3位フィニッシュするも、続くインディGP、インディ500、デトロイトGPでは3レース連続して22位以下のフィニッシュ。今回のポールスタートが復調のきっかけになるか。

【ルーキーのポールポジション獲得】
ルーキーによるポールポジションの獲得は、2021年第5戦インディGPのロマン・グロジャン以来。

【ハータは惜しくもポールポジションを取り逃す】
この日は予選前のプラクティスセッションから予選ラウンド1、予選ラウンド2と連続してトップタイムだったコルトン・ハータは、先週のデトロイトGPから2週連続、ロードアメリカでの3回目のポールポジションを惜しくも取り逃す。予選直後はニューガーデンのクラッシュによるレッドフラッグでファステストラップが無効にされたとおかんむりも、ハータの勘違いで公式にはレッドフラッグに関係なく2位のラップタイムだったことが判明。ハータは「2位でも上出来」と照れ笑い。2レース連続でのフロントロースタート。

【雨のハータ】
コルトン・ハータは2015年と2016年にウェールズのペンブリーサーキットでトータル20日ほどのウェット走行を経験。現時点ではインディカーでもっとも最近のウェットレースである2022年インディGPでは予選14位から優勝。今回もランオフがあるターン5とターン8でウェットでのブレーキング限界を確認。







【ペンスキーは2台がクラッシュ】
予選FAST6ではペンスキー勢では2台が進出するも、ウィル・パワーはターン12でスピンしてレッドフラッグの原因となりベスト2ラップが無効に。ジョセフ・ニューガーデンは裏ストレートの「ザ・キンク」でスピンしてSAFERバリアーに激しくクラッシュ。フラッグの原因となりベスト2ラップが無効に。ドライバーは共に無事も、ニューガーデンはバックアップカーに変更される模様。その場合は最後尾スタートに。

【今回のファイアストン・ファイアホークタイヤ】
■プライマリー7セット (※ルーキーは1セット追加、金曜日終了後に返却 )
コンストラクションは昨年と同スペック。
コンパウンドは昨年と同じく耐摩耗性を維持してグリップ向上
■ オルタネート4セット( ※金曜P1後に1セットを保管し、ウォームアップで再使用)
コンストラクションは昨年と同スペック。
コンパウンドは2022年と同スペック、耐摩耗性を犠牲にしてグリップを向上
■レイン5セットレインタイヤは1台につき5セット支給。もし日曜日も雨の場合はインディカーは各車に3セットを追加支給。

【マクロクリンが月曜日に誕生日】
スコット・マクロクリンは10日月曜日が31歳の誕生日。予選8位。

【パロウは日曜日にフランスへ移動】
今年のルマン24時間レースにチップガナッシレーシングからキャデラック2号車でアール・バンバー、アレックス・リンと共に参戦。パロウのスポーツカーレース参戦は今年のデイトナ24時間以来。

【急遽参戦のシーゲルはインディネクストは出走取り消しに】
金曜日のプラくティス1の1時間半前にアウグスティン・カナピーノに代わってフンコスホリンガーレーシングの#78をドライブすることになったノーラン・シーゲル。結局、当初エントリーしていたインディネクストは出走を取り消してインディカーに集中することに。未経験の雨のロードアメリカでキャリアベストとなる予選21位。今季はロングビーチGPにデイルコインレーシングの#18で出走して予選27位から21位フィニッシュ。シーゲルは第108回インディ500では予選落ちで、今回でインディカー2レース目。レース終了後にはルマン24時間レース参戦のためにフランスへ移動。

【予選ベスト、予選ワースト】
予選3位 アームストロング(キャリアベスト)
予選12位 シンプソン(キャリアベスト)
予選21位 シーゲル(キャリアベスト)
予選27位 カストロネベス(今季ワースト)

【明日以降のスケジュール】
6/9(日)1:25 ウォームアップ
6/10(日)28:30 決勝レース GAORA SPORTS 生中継
https://www.gaora.co.jp/motor/3878680

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