急遽カナピーノに代わってシーゲルがロードアメリカ参戦






開催中のロードアメリカGPでインディネクスト参戦中のノーラン・シーゲルが、急遽、フンコスホリンがレーシング(JHR)のアウグスティン・カナピーノに代わって#78をドライブすることが現地金曜日の、プラクティス1開始の2時間前に発表ました。

先週のデトロイトGPではプルシェールがカナピーノと接触。これを受けてプルシェールとカナピーノはSNSなどで激しい個人攻撃を受けていました。

フンコスホリンガーレーシングは「アグスティン、チーム、そしてインディカーファン全体が先週のデトロイトでの出来事を原因としたオンラインでの個人攻撃や誹謗中傷を受け続けています。今は、アグスティンや他のレース関係者の安全が最優先されなければなりません。誹謗中傷や個人攻撃はいかなる形でもこのスポーツにとって害であり、私たちはドライバーおよびレース参加者の保護を最優先しなければなりません」と声明で述べています。

JHRの共同オーナー、ブラッド・ホリンガーは「オンラインでの誹謗中傷は容認できません。ドライバーがレースカーの走行においては、精神的にも身体的にも万全である必要があります。今回の事態とその結果を非常に残念に思います」とコメントしています。

シーゲルは今シーズンはインディネクストにフル参戦中でランキングは3位。4月にはデイル・コイン・レーシングからロングビーチGPでインディカーレースデビューを果たし20位フィニッシュ。5月に行われた第108回インディ500では予選落ちに終わっています。

インディネクスト参戦中の選手が、同じ週末開催のインディカーレースにも参戦した記録は、2013年のカリフォルニアスピードウェイでのカルロス・ムニョス以来になります。

ムニョスは当時のインディライツにアンドレッティからフル参戦中で、体調不良で欠場となった同チームのEJビソに代わって出場。ライツは優勝でインディカーは23位でした。

ムニョスは同じ年の2013年にトロント・レース1でのクラッシュで負傷したライアン・ブリスコーに代わって、急遽レース2でパンサーレーシングからインディカーにも出走しています。

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